2022-01-05

オッサンの昔話

ちょっと前に大江戸ロケットっていうアニメがあって

ストーリーはさておいて

メインキャラクター以外に、いろんな人がサブのキャラクターデザインを請け負っていて、故みなもと太郎キャラデザなんてのもいてさ

顔のカタチはもちろん、等身サイズまでバラバラ登場人物が同じ画面に収まってるのが好きだったんだよね

 

むかしのアニメTVシリーズって

ゲストキャラクター主人公たちとキャラクターデザインの等身から顔のサイズから全く違うのはよくあることで

主人公の顔かたちすら話数によって違うのもよくあることで)

そこに違和感を感じることもなかった

 

それからしばらくして、21世紀にオタク文化メジャーカルチャーみたいな顔するようになって以降なんだけども、

たぶん作画崩壊ネットで叩く文化蔓延したあたりからじゃないかと思うんだけども

ひとつアニメリーズの中で、ある一定整合性キャラクターデザイン統一し整えるのが当たり前、それが進歩、それが進化

それこそがアニメコミック技術成熟、みたいな論調が、気がつけば自明視されるようになってたんだよね

 

そういう風潮に気づいたころに大江戸ロケットを見て、

メインキャラクターたちとは全く異なる、みなもと太郎キャラなんかが当たり前のように同一画面内に並んでてさ、すごく嬉しかったのよ

俺はこういう、リアルデフォルメごった煮の「マンガ」が好きなんだよなって

 

大江戸ロケットにしたって、メインキャラクター流行りの絵柄なわけだけど、

サブキャラクターとの差によって「差別」が生じてるのかといえば、そんなこたないんだ

物語主人公グループとそれ以外の扱いの差は生じていても、

それぞれの方法でそれぞれのキャラクター自己主張デザインに込められてる

キャラデザってそういうもんだよって染み入ったりしてたんだよ、当時

 

俺みたいのからするとね、「リアルデザインオッサンの絵」と「典型的美少女の絵」って、並列の存在なんだよ

もっと言えば、様々な方向にデフォルメきいたキャラデザが混ざってても全くアリなのよ)

美少女もっとリアルに寄せるべき」とか言われると、「は? なんでそんな<絵の多様性を奪う>こと言うの?」 ってなるのよ

写実的な絵に全部統一するのが、アニメ進歩なの?

今の「典型的美少女の絵」ですら10年もしたら全く違う絵に変化してるのに

そのキャラクターデザインバリエーションの多様さを奪ってまで「写実的」じゃなきゃいけないってなんなの?

じゃあ実写見とけよ

 

俺は、いろんな作家の、いろんなキャラクターデザインの、それぞれの感性による、多種多様な「美少女」を見たいよ

なんならソシャゲ担当絵師バラバラ感を取り込んで多種多様キャラデザが混在するアニメが出てくれてもウェルカムだよ

そうだよ高橋慶太郎原田たけひこのキャラがそのままの絵柄で共闘するアニメ作れってくれよアニプレックスさんよお

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