2021-11-18

若者の見分けがつかないお年寄り現象

言い当て妙だなと思う

若い人たちというのは多様性を受け入れているもの

でも、往々にしてそれは「髪がピンクと緑でもいいよね」「男がスカート履いてもいいよね」というレベル

若者はたいてい、世界には自分想像の及ばないけれども紛れもなく人間であるという存在が当たり前にいる、ということをまだ感覚できていない

現実社会レベルでみたとき多様性とは、老人がいて、若者がいて、子どもがいて、性別を手術で変えた人がいて、足のない人がいて、…という、これでもまだ一般的すぎるような話なのである

アニメ世界漫画世界では実に多様な絵柄が存在できる…はずだがやはり、オタクの人々が好むのはその中でほんとうに特定方向性の絵柄だ

もしその絵柄のなかにドップリ浸かるオタクとして生きていたら、目の描き方とか、線の処理とか、そういったディティールの機微によって「萌え絵の絵柄は多様である」と言いたくなるものだろう

だが本当の意味での豊かな絵柄の世界に目を向ければ、たとえばより文化的に近いばすの日本マンガ世界ですら、萌えにとらわれないもっと「多様」な表現の海が広がっている

海外コミックイラストレーション絵画まで幅を広げれていけば、視覚表現というのは如何様にもなしうるものであり、かつそれらは本質的には萌え絵と呼ばれる表現と地続きであることを感覚できるだろう

まり、どちらの表現ももう片方に接近できるくらい共通のものでありながら、こんなに離れて感じられる言う存在世界にあることを感覚できるだろう

若者が「多様性」を重んじているつもりでも、社会に触れてみると実際は自身が「若者しか受け入れてなかったことに気づくというのは、これと同じ構造もつことによるもの

外部から多様性がない」と評価されることにオタクが難色をしめすというのは、したがって老人から無理解を示されたと感じる若者というアナロジーが非常にマッチしていると感じられる

  • 多様ではないかもね。子供の落書きみたいなものも絵であると表現すれば確かにそうだろう。 あなたが多様な絵だと感じるものを小学生に見せ、あなたが嫌いな萌え絵の絵を見せ どちら...

  • この漫画思い出した https://mobile.twitter.com/inunokagayaki/status/1460186214623891463

  • 多様性と雑食はまた違う話じゃね?

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