2021-09-17

http://tsigeto.info/2001/writing/aoyagi2.pdf

 村上( 1987:III117-120)は、例としてヨーロッパ支配階級における服装の変遷を挙げ

ている。男性の装飾は上半身女性の装飾は下半身に集中するという対照的歴史的傾向

が見られるのだ。男性上半身は着膨れしても、足はぴったりした股引で活動性を保った。

女性場合は、男性欲望を満たすため飾るのだから、細いウエストと大きなスカート

いう非常に動きにくい服であっても受け入れざるをえなかった。村上は明示していないが、

小川(1981:243-244)によれば、この対照的服装の傾向は西欧中世後半(15 世紀)か

近世(19 世紀中期)にかけて顕著だったという。

 一方、駒尺(1985:198-206)は現代スカートの特徴を通して男性優位社会分析

ている。第一スカート無防備で動きにくい。これは服従の表示であり、媚態・誘いの

表示でもある。第二にロングスカート以外は露出性が高い。「女の足=見せ物」という(男

性の)意識社会一般に広がっているためである。つまり女性スカートを通して貞節

煽情性という相反するもの男性から求められているという。ヨーロッパにおいて男性

ズボンをはき始めたとき女性ズボンを禁じたのは、スカートの方が性差別や性支配

するのに有効だったからだ、と駒沢は述べている。

まり、「スカートを好んで穿く女性」というのは男性の都合の良い妄想しかなく、それを主張する女性名誉男性だけ。

https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2010/11/post-223.php

 世界には多くの異なった価値観があって、強めの価値観から見ると日本では「当たり前」のことが全く別の評価になる、そのことに気づいていないというのも問題です。例えば、女性が動きづらい「十二単」は、現代価値観からは「コルセット纏足」と同列の女性蔑視に見えてしまます

これは私の中学時代の恩師(女性)から教わったことなのでソースはないが、「十二単」や、「髪の長い女性が美しい」という価値観は、「コルセット纏足」と同様に女性支配する構造であったとの見方があるらしい。

まり、「好んで髪を伸ばす女性」というのは男性の都合の良い妄想しかなく、それを主張する女性名誉男性だけ。


あーバカバカしい。

あ、「そういう見方がある」ことそれ自体は興味深いと思うので、その辺の議論すら否定したがる一部反フェミの反知性的な側面に味方する気はないので悪しからず。

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