今回のWin Win Wiinはヒカルを取り上げたのだが全くもって中田敦彦のプレゼンが微妙だったので、俺がヒカルの魅力を語ってあげよう。
ずばり、ヒカルの魅力を一言で言えば、彼がサクセスストーリーそのものであるというところである。漫画のサクセスストーリーは、大きな変わることのない目標があるが、彼にとっての目標は大きく変わる。ヒカルは彼の掲げる大きな目標に視聴者を巻き込ませて、すぐにそれとは違った新たな魅力的な目標に勝手に移り、それを視聴者に納得させて着いて来させる。
Hikaru Gamesのチャンネル登録者数10万人の頃から見ているが、ヒカルには不思議な魅力が多くある。はじめは、パワプロが好きで見ていた。そしてそれが理由でこのチャンネルを見ていると思っていた。しかし、彼には別の多くの魅力があった。
彼は視聴者を裏切る。しかし、それに裏切られても彼の新たな目標を応援しようと思う不思議な魅力がある。私が覚えている限りでも、
上げるときりがないのだが、これだけ言っていることが変わると、ヒカルを信じられなくなるだろう。しかし、そんなことはどうでもいい。私たち視聴者は、ヒカルの目標達成を応援しているように錯覚を覚えながら、実際には視聴者自身が実現できない大きな目標に挑むヒカルという存在を応援しているのである。そして、言っていること、やっていることが変わるからこそ、ここまで大きなチャンネルになったのだ。
そして、彼は視聴者からの批判を受け止める。彼が視聴者を無視してここまで来たとは1mmも思わない。しかし、ヒカルは批判にこだわったりはしない。Hikaru Gamesの視聴者は、実写チャンネルに軸足を移してHikaru Gamesに動画をあげなくなることに非常に大きな不満を抱いた。しかし、今になってみればなんてことはない。私たちが見たかったのは、ヒカルのゲーム実況ではなく、ヒカルがゲーム実況中に言うビッグマウスだったのだ。そして、そのビッグマウスに近づいている現在は、視聴者からすれば面白くてたまらない。
人々はサクセスストーリーが大好きだ。そして、多くの人はそのストーリーを現実で経験することができない。しかし、ヒカルはサクセスストーリーそのものだ。大きな目標を描く時代、その大きな目標に近づく実写初期やNext Stage時代、そしてサクセスストーリーに必要なバリュー事件による炎上と挫折、そしてそこからの盛り返し。
しかし、今、彼は危なっかしくなくなった。サクセスストーリーに必要な挫折が少ない。もっと失敗をしてそこから這い上がって欲しい。視聴者はそのストーリーを見たいのだから。
ただ、この批判も間違っているかもしれない。ヒカルの視聴者は彼のやっていることをどんどん批判して、いつも視聴者が間違ってきたと気付かされてきたのだから。