2020-10-12

有吉の壁に見るプロトタイプの大切さ

有吉の壁は笑いのブレインストーミングだ。

すごくバカバカしい番組、あれほどバカをやっているテレビ番組は無いんじゃないかと思うけど、裏側を想像してみるとものすごく良質な試みをしていると思う。

いわゆるリーン・スタートアップ。小さく始めて大きく育てるという考え方に当てはまる。

テレビ業界はいきなりレギュラー放送を開始するのではなく、まずは特番放送して観測気球を上げるのが常套手段だが、それを細分化しまくるとこういうことになるのだと思う。

有吉佐藤もよく笑う。ネタには合格不合格がつけられるものの、本質的否定されることは無い。不合格になるパターンは大体決まっていて、それも含めてネタだ。もちろん本当につまらなくてカットされることもあるのだろうが、ユニークネタが次々と出てきて非常に愉快な番組だ。とにかくテンポが良い。

この番組では完璧ネタはあまり出てこない。ほとんどがプロトタイプと言って差し支えのないものだ。

その未熟さが予想外の面白さを生んでいるのでもあるが、ウケが良かった設定は改良されて次回以降に再登場する。

芸人が考えたもの作家が考えたもの混在しているんだろうけど、ネタ番組土俵に立てばどっちでも関係ない。

とりあえずやってみる、という精神

とりあえずやらせてみる、という精神

ハマらなければやめるし、ハマったものブラッシュアップする。

数打てば当たる、は素晴らしい。

簡単に見えて、いざ実践しようとすると失敗したくないからできるだけ数を打ちたくないものだ。

長いネタになれば失敗を減らす方向に労力を使ってしまうから、短いネタで回転数を上げる。

お題設定も適切なのだと思う。

「さあ、何でもいいか面白いことをやって!」と言われても、不思議なことに逆になかなか面白いことが浮かばない。

何もないところから笑いを作るのは難しい。

スタッフ自分たちでお題を作っているのだろうけど、ここで良いお題を設定できないと詰まってしまう。

ある程度具体的なイメージを与えることによって、「日常のここがこう変わったら面白いのではないか」というアイデアが浮かびやすい。

有吉の壁という番組内で披露したに過ぎないネタ自分持ちネタにしてCMにまで持っていくのは夢のある話だ。小さく始めて大きく育てる。

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