2020-08-01

コロナで元気になったこ

2年前ぐらいから色んな不調があって、すごく困っていた。

例えば睡眠障害。眠ろうとしても寝れず寝たと思ったら飛び起きてしまう。

電車や車に乗れない。乗ると青ざめて途中で降りてしまう事もしばしば。

原因もなくずっと怒っていて、何で怒ってるんだろうと思いながら横たわって歯ぎしりをしていること。

ご飯の味がしなくて人と食事に行っても適当感想を言うしか無くて悲しいこと。

それでも財布の中が汚いので鬱とかではないと思っていた。(財布の中身が汚いヤツは鬱にならないと散々言われていたので。)

なのでまあ耳鼻科とか、そういう所には行ったけど心療内科には睡眠薬を貰いに行ったぐらいだった。寝れなかったが。

普通に考えたら、仕事が嫌だった。

ただまあ同年代10倍はお賃金を貰っていたし、配偶者もいるし。激務だけど旅行とかもよく行った。

お前は恵まれていると周りに言われて、確かにそうねと思った。

それでも原因のわからない不調に悩まされて、手が震えて、つらいような気がした。

手以外身体が動かなくなって増田に「身体が動かない!助けて」って書きこんだ事もあった。

あのとき対処法を教えてくれた増田ありがとう

そんなこんなで、いつでもスマホを開いて首つりの方法が書かれたページを眺めていた。電車の中とかでずっと眺めていた。

意味もなく駅のホームトラックの飛び交う車道横の歩道で立ち尽くしている事もあった。そういう状況でしか安堵を得られなかった。

それでも、それでも自分は果てしなく恵まれていて、不調はあれどインフルエンザにすらかからないし、元気なんだと思った。

で、今年になってコロナがはじまってしまい、休業した。

前述のとおり恵まれているので多少休業した所で困る事もなく家で引きこもって過ごしていた。

何年かぶりゲームをしたりした。テトリスとか。え!ゲームってこんな面白いんだ・・・と驚いた。

映画も観た。え!映画って面白いんだ・・・と驚いた。

部屋も綺麗にした。え!部屋!綺麗!!と驚いた。

人生で一番幸せ時間が首を吊るロープを選んでいる時だった瞬間とは大違いだった。

首つりの方法が書かれたページは一時的に消した。

一番驚いた事は電車や車に乗れるようになっていたこと。あと食べ物の味がするようになった。

しろどうして乗り物に乗れなかったのかわからない。もちろん滅多に乗る事も無くなっていたが。

というか正常な感覚を持ってはじめて、あの時何だったんだ?と言う違和感を色々持った。

久しぶりに自我を持ったような、得難い時間だった。

が、

緊急事態宣言が解除されて、また仕事が始まった。

同じように襲われるあの感覚。手が震えているなあと思う。

我ながらそこまで、そこまでコレによって起きた事象ではないと考えていた。

しろ一度得難い時間を得た事で違和感が浮き彫りになった。明らかに変。

世界が元通りになったころには自分はまた電車に乗れなくなる。

そんな絶望に苛まれながら最近は過ごしているんだよ。どうしたらいいのかな。

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