未経験者が変な夢見るといけないので書きました。
ここで話題にするのは運用や保守・監視でよく行われるSES派遣に関する事になります。
SES派遣がなんなのかとザックリ言うと、派遣元から成果物を要求されない時給労働者です。
巷でよく見る「未経験者募集!」とか募集内容が「初級SE募集!」とか「webプログラマ募集!」とか抽象的な募集内容が書かれているパターンが
SES派遣をメイン事業にしている派遣会社です。この派遣形態は散々、槍玉に上げられているので今更どうこう言うものではないのですが
ちょっと違うなと思うこと最近がありました。それは何かと言うと「未経験でも少し勉強すれば実践経験を積める」という点です。
最近は人手不足と同時に有識者不足でもあります。これに加えてOJTをする余裕もない現場が出てきました・・・その傾向が続いて
「未経験者はやめてくれ」と言う派遣元が増えたので、スキルになる実践経験が積めるような現場からは未経験者や業務経歴1年以下の
派遣を排除し既存の労働者で少数精鋭化させる現場が増えました。そこで派遣会社は代わりとなる派遣先を探し辿り着いたのが運用や保守・監視の現場です。
運用や保守・監視を馬鹿にするなと言われそうですが、実際に派遣会社からSES派遣で飛ばされる未経験者のほとんどが
そもそも、運用や保守・監視が何故そんな事になっているかと言うと死にスキルになることを嫌って人が寄り付かず
「とりあえず日本語を話せて蒸発しないような人であれば歓迎する」と言う状態になるぐらい人手不足が深刻化しているためです。
あとは、どこかしら致命的な欠点(低賃金重労働・お客様は神様思考の客・パワハラ上司など)がある現場がほとんどで
それに適応できない労働者は死んだり蒸発したり鬱になったりするためです。ごくまれに良い現場もあるんですけどね。
なので勉強した未経験者が実戦を積む目的や勉強する目的でSES派遣をメインとする派遣会社に入ると
90%ぐらいの確率で運用や保守・監視に飛ばされるので、辛い思いをします。
たかが派遣とは言っても未経験者で放り込まれる場所はどこも一緒なので
俺は4年間くらいSESで保守、運用やってたけどその間 UNIXのパフォーマンス解析の仕方 ログの解析方法 コアダンプファイルの使い方 ORACLEの構造 顧客に納得してもらえる障害レポ...
生存バイアス