2020-07-01

まともな税理士がどこにもいない

取引先に「今お願いしてる税理士が役に立たないから腕の立つ税理士を紹介してくれないか」と相談された

税理士にあまり関わったことが無い人だと「税理士がやることって税務申告くらいなんだから大した違いなくね?」と思われるかもしれない

まあ税理士なんだから申告業務は出来て当たり前だ

オーナー企業創業者保有する株式相続対策」「納税額をなるべく抑えるための設備投資提案」「企業合併の際の適格合併要件について」

くらいは普通に熟せて欲しいのだがそんな税理士地方都市に居るかなと思って調べてみてレベルの低さに愕然とした

市内に事務所を構えている税理士のうち、7割程度が税務署上がりで無試験税理士になったとんでもない連中

彼らの保有スキルは「税務署の後輩に顔が利く」という一点のみ

税務署側もOB税理士の申告内容についてはあまりケチをつけてこないので税務申告業務普通になすがそれ以外のことは全く期待出来ない 論外である

では試験合格組はマシなのかというと、そちらはそちらで調査結果は惨憺たる内容だった

地元に古くからあるA税理士事務所は、実務は二代目息子が行っているがこの二代目は税理士試験に落ち続けている

隠居状態の先代の資格事務所は維持出来ているものの、先代が亡くなれば有資格者が居なくなるため事務所は閉鎖に追い込まれ状態

B税理士事務所も同じく二代目が後を継いでいたが、こちらは親の金商学系と法学系の大学院を出ることで試験全科目免除税理士になったろくでなしだった

その後も色々調べ続け、某大手監査法人に勤務したのち地元Uターンして会計士事務所開業したというまともなところが見つかったので取引先の要望には応えることが出来た

会計IT化が進むことで税理士などの士業が用無しになる」みたいなことが囁かれて何年も経つが、全体のパイが縮小するとしてもゼロになることはない

競合相手無能税務署OBばかりなら顧客などいくらでも開拓余地がある ひょっとしたら税理士業界ブルーオーシャンなのではないかとすら思えてしまった

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