2020-04-11

店員人間です

先日、緊急事態宣言とやらが出た。ここには行くな夜には出歩くな可能であれば在宅に切り替えろ、などと言われる中でもスーパーコンビニ営業し続ける。私もスーパーバイトをしていて、週に3日働きに外に出る。正直言って怖い。スーパーなんてどんな人が来るかも分からない。マスクをしていない人なんてザラだし、数年前には明らかにインフルだろみたいな人が買い物に来たりした。コロナじゃなくても何かしら貰ってしまいそうで怖い。海外ではスーパーで働く人に対して特別ボーナスを出したらしいか日本でもやって欲しい。人と関わらなきゃいけない接客業感染するリスクが高い中頑張ってるんだからちょっとずんでくれたって良いじゃないかなんて思ってしまう。

…いや、それ以上に怖いのは人だ。この状況になってお客様がめちゃくちゃ怖い。3週間前だったか都知事が会見を開いた日にはまるでイベント会場かのごとく人が押し寄せ、そんなに必要か?という量の食料を買い店の入口にまで列が出来た。並び始めてからレジに来るまで40分近くかかったと聞いた。こっちもなかなかしんどかった。いつもは忙しくてもまあ15分あれば何とか落ち着くのに、1時間レジを打ち続けてもまだ列は途切れてなくて倒れるかと思った。パートさんはみんな残業したし夜勤パートさんも通常より1時間以上早く出勤していた。でもきっともうこの騒動みたいなのも落ち着くと、緊急事態宣言も出たからきっとスーパーに来る人は減るだろうなと思っていた。

けれど全然そんなことないね。本当に宣言出たのかな、夢だったのかなと思うくらい普通にお客様は来ているしカゴには大量の品物が入っている。もしかしたら大家族なのかもしれないし、何らかの事情があって毎日こんなに買ってるのかもしれないというのは分かっているつもりだ。だけどこれはわかって欲しい。スーパー店員だってあなた達と同じ人間で、スーパーにいる人も全員人間だってこと。スーパーから感染する可能だってあるし、こんなに近い距離でモノとか金銭のやり取りをしているのだから店員お客様感染するかもしれない。何より私達にも心があるということを忘れないで欲しい。「どうして物がないの!」「マスクはいつ入るの!?いつ並んどけばいいの!?」「紙製品おひとり様一点とか知らないんだけど!」「混みすぎ!」なんてそんな理不尽なことで怒らないで欲しい、物がない理由なんて、マスクがいつ入るかなんてこっちが知りたいよ。なかなか外出できなくてストレスが溜まってるのかもしれないけれどそれを自分よりも弱そうな店員にぶつけるのはやめて欲しい。こんな状況の中でも地域人達のために働いているという人がいるというのを心に留めておいてくれたら嬉しい。感謝しろなんて言わないけど、それでもやっぱり会計が終わった後にお礼を言われるとそれだけでも泣きたくなるほど嬉しいし頑張ろうって思える。さっき書いたレジに来るまで40分みたいな日だって、数人のお客様からの「頑張ってください」とか「ありがとう」という言葉がなかったらきっと心身共に死んでた。飴をくれたお客様もいた。そういう心遣いが何よりも嬉しいってことを知ってくれると嬉しい。こんな状況だからこそ、お互い少しでもいい気持ちになりたいよね。

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