金曜日仕事が終わると直行で母か父もしくは両方と一緒に適当な安いファミレスで夕食を食べ、その足で実家へ向かう。
休日は実家で母とアメトークの録画やお笑い向上委員会みたいなくだらないバラエティを見て一緒に笑って、自分は免許持ってないから父の車に乗って適当にぶらつき、祖母とゆっくり犬の散歩に行ったりボケ防止にネットで調べたなぞなぞを一緒にやったりとかいつもそんな感じ。
日曜日の夕方になるとまた適当な店で晩飯を食べてからその足でそのまま自分のマンションに向かい、金曜日まで働くとまた家族と過ごしに実家へ向かう。
多分良い年こいた男が毎週わざわざ実家に帰ってそんな男子小学生みたいな休日を過ごしているっていうと相当にマザコンだし親離れできてないしキモがられる気がするから人に休日の過ごし方を聞かれるといつも適当に濁しているけど、新卒で就職してからずっとこんな生活を送っていた。
最近のコロナ騒動を受けてからそんな生活も今日で一旦終わり。しばらく休日は自分のマンションで過ごすことにしようと思う。
よくよく考えると恋人なんてできたことすらなく友達もほとんどいない自分にとって、人生は家族の存在がほぼすべてだった。
大切な家族に何かあったと考えるとそれだけで嗚咽が出るくらい恐ろしくなる。
まだ日本では騒動は大きくなってないけど、今から数ヶ月間のことを考えると比喩抜きで震えるほどに恐ろしくなる。
もしかすると、今日で家族と過ごせるのは最後だったのかもしれないかもと、だったらもうちょっと優しくしとけばよかったなとか、プレゼントくらいできたかもなとか、色々後悔が頭を渦巻く。
みんな不安で怖いのはわかるけど、それでもやっぱり怖いもんは怖い……
自分は家族の不幸を聞いたらそのまま首を吊るか飛び降りるかしてしまいそうだ。
こういう親がいつか死ぬことへの葛藤って本当だったら小中学校の頃に終わらせてるようなものなのかな。
別におかしくないと思うがねぇ。優しいじゃん。 あと、コロナ騒動でその生活を終わりにする必要がどこにあるの?人混みへ行くのを控えればいいんじゃない?
ほんに、ええこじゃね。 もうちょっとのんきに構えてていいんよ。