関東の夕方の電車での話である。車内は席が全部埋まって、立っている人がまあまあいるくらいの混雑具合だった。帰宅の為友人と二人で電車に乗り、唯一空いていた席に友人が座って、その前に私が立った。
隣に座っていたおばさんの台詞である。そのとき私たちは来週出かける話をしており、どうやらその声がうるさかったらしい。女子高生二人が周りに気を遣って世間話をする程度の声が。夕方のそこそこ混み合った電車なので、私達の他にも話しているグループはいくつもあったし、近くの男子大学生グループに至ってはバカ笑いを繰り返していた。毎日この時間はこれくらいの煩さだし、私たちも電車に入れば意図的に声量を落とす程度の気遣いはしている。正直この時点でクソ老害だなとは思ったが、面倒なので大人しく私たちは適当に謝って口を閉じた。
「え、それでそのままそこにいるの?」と呟き舌打ちしながらも満足したようなおばさんは、なんとゴテゴテとしたヘッドホンを付け、いくら至近距離にいたとはいえ音漏れするほどの音量で男性アイドルの曲を聞き出した。
老害すぎる。まず頭が痛いのは100%嘘だし、どう考えても私たちの話声よりヘッドホンから聞こえる音楽の方が大きい。そりゃあ女子高生の話声よりは好きな音楽の方が良BGMになるかもしれないが、うるさいから黙れと優先席ですらない騒がしい電車内で言っておいて、大音量で音楽聞き出したら周りがどう思うかとか考えないんだろうか。そして現代日本において「電車の中では一言も喋ってはいけない」というルールはない。頭が痛い人や体調不良な人もいるかもしれないが、そういう人は優先席付近に行くなど配慮してくださいね、というのが暗黙の了解だ。寧ろ音楽の音漏れの方がマナー違反とされる。
自分の快不快だけ押し付けて、あとはどうでもいいですって態度で生きてきたか、若い私たちに嫉妬したかの二択なんだろうけど、ここまで露骨な老害に遭遇するのが初めてでびっくりしてしまった。言っちゃ悪いけど服装もピンクのひらひらしたワンピースでいい歳でそれ着る……?って感じだったし、頭がおかしい人なんだろうなあ。早めに死ねとは言わないけど不幸になってくれ。
お前が静かにしろガイジ
一見まともそうな注意をうけたから従ったらキチガイだった だね しょうがないよ 見た目だけで判断しなかった分あなたたちのほうが偉いとまわりみんなおもってるよ