今日話題になったテーマを見て、ふと10年ほど前、まだ自分が高校生だった頃のことを思い出した。
ある大学の学祭みたいなものに行った時の話だ。近所にあり、偏差値も私にほど近かったため志望校のひとつに考えていたので友人と行ってみた。
山の上にある小さな国立大学だが、電車から降りてあまり歩くこともなく着ける。
あまり賑やかではなかったが、高校の文化祭よりはしっかりとした祭があった。
だが、あまり見るものはなくほとんど関心がないながらも校舎内の色々な展示物を見ていた。
その中のひとつに、おそらく「女性解放研究会」だったと思う。そんな名前のサークルの展示があった。
当時はフェミニズムのこともほとんど知らず、ちょっと面白そうだと期待したのを覚えている。
猛烈に熱が入った話を聞かされて、すぐにめんどくさくなってしまい友人をほっておいてというか今考えれば生贄にしてポスターを見に行ったことを覚えている。
当時はそこまで悪気はなかったのだが、今思い出せば友人にすごく申し訳ない。
しかし、ポスターを見るのも暇になりそこでようやく友人を連れて教室を出た。
そしたら友人、次の休みに説明してくれた女性と創価学会の青年部に行く約束をしてしまっていた。
何も知らない私たちは、ここで初めてこの人たちそういう人なんだ!と気付いたのだ。
創価学会もフェミニズムもそういう人たちがいることはうっすら知っていたが、自分の近くの世界にもあることだと実感は全くなかった。
今考えればまぁ創価学会の婦人部とかあれば、そういう活動になっていくと納得するが当時の私にはすごく衝撃的だった。
なんで先鋭化していくのか?の問に、このことがフラッシュバックした。
サンプル数が1の少ない体験だが、むしろ個人の経験を重んじるフェミニストの人の方が問の答えの一つと思ってくれるだろう。
ちなみに蛇足というかフォローしたいのだが、今創価学会の人を見てもフェミニストの人を見ても忌避感やまともに思わないということはけしてない。