掲題の件について、Twitterでは散見されたが、Webの記事として出てきていない観点をここに書き残しておきます。
1) カードにマークしたのは、イカサマ常習者ではない人間
サーチカードにマークドしないのが不可解であると、サマ師界隈、および他ゲームプレイヤーから指摘されていました。実際その通りで、3種揃えないとスタート地点に立てないデッキにおいて、キーカードにマークドすることは、効果が薄いだけでなく、マークする枚数が三倍に増えるので発覚のリスクが上昇することにもなります。マークドした人間はおそらく、イカサマをしたことがない人間だと思われます。
2) デッキチェックしたジャッジはチェック時の証拠を残していない
GPの仕事ぶりを見る限りでは、デッキチェック時に証跡を取得していない可能性が高いです。
3) 常習犯である「明確な」証拠もおそらく存在しない
晴れる屋の店長が遅延行為で挙げられた時は、すぐに他のプレイヤーから遅延行為をされたという報告が上がりましたし、一部のジャッジからのリークもありましたが、渡辺さんの時はそのような情報は上がっていません。(ジャッジ側については、斎藤元プロの件もあって情報統制が強くなった可能性はありますが)
おそらく「常習犯」の証拠として採用されたのは、海外の検証勢が指摘していた、デッキ位置の調整グセの方であろうと推測されます。これは公式のリリースの「過去の大会の試合映像を確認し」とも一致します。
4) WtoCはリーガルリスクに配慮している
リリースに具体的な内容がほとんど書かれていないのは、手口の公開がイカサマの隠蔽に寄与してしまう、という観点ではなく「不正行為を行なった」と書いてしまうとCygameから訴訟を起こされる可能性を考慮していると思われます。MTGの大会、プロ制度に関する判断は当然WotCが自由に行えますが、カードゲームで生計を立てている人間を「不正行為を行なった」と発信した場合、名誉毀損で訴えられるというリーガルリスクが発生します。そのため、リリースでは渡辺さんが不正行為を行なった、とは書かれておらず、あくまで今回の大会の失格処分に伴う調査の結果、WotCの判断として与えていた特権を取り上げる、という体裁になっています。
なるほど
anond:20190614132931 を踏まえた推測を書いてみます。 R15で見つけたが、泳がせていた」という件 これは恐らく嘘か事実誤認だと思われます。根拠は「R15の結果がどうあれ、渡辺さんはR16...