2019-06-14

MTG渡辺プロについてのメモ

掲題の件について、Twitterでは散見されたが、Web記事として出てきていない観点をここに書き残しておきます

1) カードマークしたのは、イカサマ常習者ではない人間
サーチカードマークドしないのが不可解であると、サマ師界隈、および他ゲームプレイヤーから指摘されていました。実際その通りで、3種揃えないとスタート地点に立てないデッキにおいて、キーカードマークドすることは、効果が薄いだけでなく、マークする枚数が三倍に増えるので発覚のリスクが上昇することにもなりますマークドした人間はおそらく、イカサマしたことがない人間だと思われます

2) デッキチェックしたジャッジはチェック時の証拠を残していない
GP仕事ぶりを見る限りでは、デッキチェック時に証跡を取得していない可能性が高いです。

3) 常習犯である「明確な」証拠もおそらく存在しない
晴れる屋の店長遅延行為で挙げられた時は、すぐに他のプレイヤーから遅延行為をされたという報告が上がりましたし、一部のジャッジからリークもありましたが、渡辺さんの時はそのような情報は上がっていません。(ジャッジ側については、斎藤プロの件もあって情報統制が強くなった可能性はありますが)

おそらく「常習犯」の証拠として採用されたのは、海外検証勢が指摘していた、デッキ位置の調整グセの方であろうと推測されます。これは公式リリースの「過去大会試合映像確認し」とも一致します。

4) WtoCはリーガルリスク配慮している
リリースに具体的な内容がほとんど書かれていないのは、手口の公開がイカサマ隠蔽寄与してしまう、という観点ではなく「不正行為を行なった」と書いてしまうとCygameから訴訟を起こされる可能性を考慮していると思われますMTG大会プロ制度に関する判断は当然WotC自由に行えますが、カードゲーム生計を立てている人間を「不正行為を行なった」と発信した場合名誉毀損で訴えられるというリーガルリスクが発生します。そのため、リリースでは渡辺さんが不正行為を行なった、とは書かれておらず、あくまで今回の大会の失格処分に伴う調査の結果、WotC判断として与えていた特権を取り上げる、という体裁になっています

  • なるほど

  • anond:20190614132931 を踏まえた推測を書いてみます。 R15で見つけたが、泳がせていた」という件 これは恐らく嘘か事実誤認だと思われます。根拠は「R15の結果がどうあれ、渡辺さんはR16...

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