例えばキャラクターがタバコのポイ捨てをした時に、マナーという点からキレるような
不思議なことに、マナーに対してキレる人が、凶悪犯罪を犯した犯人のキャラクターに対しては冷静だったりする
創作物だからそこでキレる必要はないんだが、これでは整合性が取れない
結局の所、キレる因子というのはどれだけ身近な出来事で、想像できるかどうかにかかっている
事象と人の距離によって反応が変わる。「感情の距離依存」とでも言おうか
この現象は色んな所で見かける
例えば、犯人と被害者が居た時に、被害者側の危機管理を叩くという不思議なケースが存在する
これも、叩いている人にとっては被害者側の方が距離が近いから起きることだ
犯人は遠いから、その人がどれだけ凶悪犯でも「怖い」とは思っても「叩く」に至りにくい
何かの事件(例えば人が死ぬような)が、知人に起きた場合、日本で起きた場合、海外で起きた場合をイメージして欲しい
海外で起きた殺人事件に対して、若干茶化したところで炎上はしないが、国内だと炎上してしまう
ある人にとって遠い出来事を適当に茶化したら、近い人がキレるという現象もある
変な話、好きな創作物の中の出来事と、海外の出来事だと、創作物の中のほうがより「現実」であったりする
だとすれば、無自覚に距離感のみによって感情を動かされている人と言うのは現実と創作の境い目が曖昧なのかもしれない
まあ、インターネットニュースで起きてることなんて、ほとんどの人にとっては創作のようなものだ
しかしそれによって、身近な人を傷つけている可能性があるというのも事実だと思う
あと、キレている対象、炎上している対象が一番悪いものかと言えばそれはNOだと言える
その出来事は大衆が「より身近に感じられる」からキレているわけで、だとしたらもっと闇が深いものは別に存在するだろう
荒れてるからと言って悪い状態とは限らない、ただし感情的な人にとっては由々しき出来事なのだろう