中央省庁や地方の役場が障害者雇用率を水増ししたって話題になってますね。
政府が作ったルールを自ら違反している。そりゃあ問題です。一般企業の場合、未達成だと罰則が課せられるわけですから文句言いたくもなりますね。
ですが「企業努力をバカにされた」と言ってる企業さん、2.2%を超えたという数値だけで企業努力だと語ってませんか?
そのために障害者を複数人雇った、だけですか?それだけだったら何%雇おうがバカにされますよ。障害者の生産性を上げる努力をして労働力として認められるようになって、彼らを認めるようになって初めて努力と呼べるものじゃなきゃいけないですよね?
「本人が理解してくれない」と言って彼らを育てることができないというのは本人の問題もあるにせよ教える努力ができない、あるいはその努力をする能力が備わってない無能です。無脳とまでは言わないけど頭が足りてません。
あと実習制度とかもあるんだったら駆使してうまく彼らを分析してから雇ってください。まぁ退職者が出たら制度が使いづらくなる点で出来が今ひとつな制度ではありますが。
企業と関係ない立場としての一般人も含めて言うけど、そもそも雇用率制度とかそもそも社会が不健全だからそういうルールを作られたようなもんです。
障害者差別とかがなければそもそもそんなルール作る必要ないです。なのでもし政府に文句言いたいなら自らも障害者差別をしていないという条件を満たしてください。
ただし障害者に対して「私障害者に理解あります!」と言う態度は論外です。それ自体が差別。
今回の問題に対して政府に文句言ってる障害者。ルール違反自体に文句言うのはいいです。しかし仮に「水増しがなされると障害者の働く場が減る」というのであればそれは当人の甘えです。
水増しされた対象の人より労働力の価値が低かった。それだけのことです。
というか上層部がダメな計算しただけで水増し対象にされた人だってなんかしらの不都合があった可能性も十分に考えられます。どっちにしろ水増しの人数より働きたくても働けない障害者の数が多すぎるんで水増しのせいで障害者が働けない、水増しがなくなれば働けるということにはならないでしょう。
いくら私がさっき「企業は教える努力しろ」と言ったからって障害者が努力しなくていい、なんて一言もいってませんからね?
報道してる人ら。多分当事者のことなんてどうでもいいんでしょうね。障害者本人が差別に苦しむことなく働けるようになるにはって観点があまりないです。
一番マトモなのはI○Mediaさんぐらいでしょうか。
最後にもう一度だけ。中央省庁が政府が決めたルールを違反したというのは大問題です。なのでその点に対する処分自体は必要です。その一方で皆が各々努力しろという話です。
足や視力を失った人を多く見てきましたが、生産性や労働力、人材としての価値が低くなるのは当然です しかし、自分も大病を患って思ったのですが、誰だって障害者になりうるのです ...