別れてから少し経ってようやく落ち着いてきたから、なぜ別れたのかをここに書いておく。
別れた原因は、言ってしまえば自分の傲慢さと完璧主義的な性格、他人の価値観で生きすぎたことだった。
自分を持っていて、学ぶことが大好きだった恋人。共に苦楽と長い時間を過ごしてきた。
これまで側にいてくれたから、何があってもずっと側にいてくれると思っていた自分は、本当に傲慢だった。
もともと自分はいろんな物事に取り組むのが好きで、でもそれはどこかで他人の価値観の中で認められる自分にずっとなりたかったのだろう。
将来やりたいことのために修行をしたいと新卒で入社した会社だったが、配属先の上司との反りが合わず、業務量も多く、通勤時間が馬鹿みたいに長い。
でも、社会人になったばかりで自分は新参者だから、慣れていないからそんなもんだろうと思って自分の気持ちにずっと蓋をしていた。
まだまだ頑張れる。まだやれる。
そうしたら、仕事中にネガティブな言葉が頭を占拠したり、帰宅途中や帰った家でいきなり涙が溢れてきたりした。
それでも頑張らなきゃと思って毎日を必死に過ごしていたけど、最近やっとわかってきた。無理をしすぎていた。自分はまだできる、とか自分に期待しすぎていた。
そんな数ヶ月を過ごすうちに、自分にとって大切だったものが大切にできなくなっていった。
疑って、疑って、疑った。
身体が気持ちについてこなくてセックスができなくなり、自分が責められているように感じた。
次々と押し寄せる「やらないといけないこと」に取り組むのに精一杯で、自分の気持ちは無視し続けたままで大切にできないから、もちろん側にいる人も大切にできない。
でも渦中にいるときは自分に何が起きているのか認識できなかった。
じっと耐えていたら、いつかどうにかなるんだとどこか他人事のように思っていた。
もし自分のような人が身近にいたら、自分も側にいたいとは思えない。なんなら逃げ出したい。
だから、別れを告げられたのは当然だと思う。
自分が大切にしたいものは大切だって言っていいし、思いっきり大切にしていい。
休みたいときは休んでいいし、愚痴も悪口も言いたければ言っていい。
読んでみて、あなたが、自分を持っていて学ぶことが大好きな人、なんだろうなと思ったよ。
ありがとう。