捕食者について、初めて読んだのはずいぶん前のことだ。十数年になるか。当時はへぇ面白いなとは思ったが、そのまま流した。まともに受け取らなかった。SFチックな話だといった程度の受け止め方だった。
そしてそれなりにいい歳となった今、改めてカスタネダ「無限の本質」を読み返してみると、今もなお私の心に響いてくる何かがある。突拍子もないフィクションだとは流せずにいる自分がいる。
今これを書いていて思ったのだが、成功者のいないマネーゲーム(シャインフェルド)を思い起こさせる。
ドン ミゲル ルイス、ロバート モンロー、EOも同様のことを書いているのだという。
これを認識することが捕食者から脱するための大きな一歩だというのはたしかのその通りだ。
もしこれが本当のことなのだとしたら、私はすさまじいことを教わったことになる。たとえフィクションでも実際に私の人生に大きな影響を与えたことに変わりはないというReviewerがいたが、全くその通りだ。