職場の飲み会の帰り道どうしようもない気持ちになったので家に帰ってからカッターを手首にあててみた
この半年ほど、手首を切ったら何かが変わるのか、変わらないのか、考える機会が増えていた
前までどんなに死にたいと思おうがなんだろうが自傷というところには至っていなかった
それが仲の良い友達から実は昔リスカをしていたことがあるという話を聞いて以来、鬱々した気持ちになった時に手首を切ってみたいと思うようになった
が、調べてみると後処理とか結構めんどくさそうだし、そもそもあまり血が得意ではないので調べたことを読んでいるだけで血の気が引いた
これは向いてないなと、やめておこうと思ったけど数日経つとやっぱり切ってみたいという気持ちになった
その日は久しぶりにわりと飲んでいた
若いメンバー中心で飲みに行ったため、仕事について熱く語りあったり愚痴を言い合ったり励まし合ったり恋愛の話をしたり、特段病むような内容ではなかったはずなのに電車に乗った時にはもう死にたくて仕方がなくなっていた
盛り上がって飲みすぎたのかもと思ったけれど、自我はちゃんと持てていた(はず)
家についてお風呂に入って水分取って、台所に立ったところで手首を切ってみようと思い立った
とりあえずやってみよう!と
実際に切ろうとしてみてわかったこと
思ってた以上に力がいる
血が出るほどの傷を作るとなると本当に思い切ってざっくりいかないと難しい
わたしは実際カッターを持ってあてるところまでは何とも思わなかったけれど、上手いこと思い切ることができなくて血が出るほどの傷は作れなかった
自分のできる最大限の力でシュッと切るとうっすら白くなったあと赤くなる
血は出ない
少し時間を置くとなんとなーく傷が浮き上がる
結局これじゃ物足りないと思って数回上からなぞってみたけどしっかりした傷にはならなかった
痛みは指を紙で切った時以下
だいたいの人がこんなの屁でもないと思う程度のもの
しかも次の日にはやった本人でも正確な場所がわからないくらいにまで傷が薄まっていた
人間の皮膚って切れにくくてこの程度の傷なら寝れば治るのか…なかなかしっかり出来ているんだな…とちょっと感心した
それが先週のこと
切ってみて、というか刃先を当ててみて
たぶん毎日でもできる
これくらいなら全然できる
自分にしかわからない、わたしこんなことしました病んでますと自分に酔うためにするお遊びという感じ
反面着々と慣れてきている
痛みにもこの行為にも
このまま習慣化するといつか血が出る日が来るだろうと思う
誰かにバレるならそれはそれで正直嬉しいという気持ちと仕事に支障が出そうだからパッと見てわかりやすい傷は作りたくないという気持ちがせめぎ合っている
(とりあえず切るにしても絆創膏で隠れそうな大きさまでしか切らないと決めて入るけど)
やってみてわたしにとっては思っていたより意味のある行為だった
自傷と言えばリストカットという単純すぎる考えでやってみたことだし、なんなら手首を切るという文化(?)があってそれを知っていたからやってみたに過ぎないのだけれど、それなりにやる意味ややりたくなる要素はあるんだなと思った
でもありですこれ
ただ自己肯定感が低いタイプの人とか毎日自己嫌悪してますみたいな人が至りやすいものだなとは思う
職業的によろしくないので大きな傷は作りたくないけど、こんな程度で自分の気が済むなら続けていこうかなーと考えてます
もったいない その身体はカネになるのに お金で幸せは結構買えるのに 女の身体は本当に価値がある 心はどうでもいいよ 身体だけは綺麗にしといてくれ 本当に美しい身体を見ると 泣け...