2018-03-02

初めてのますだ。

SNSでもリアルでも、なんとなく言いにくいことだけど、ちょっとかに知ってもらいたいことを書く。

深夜に夫と赤ん坊が寝ている隣で、

時々、ものすごく悲しくなって泣いてしまう。

今、不幸ではないし、むしろ幸せだと思う。

夫は優しくて、子どもをとても可愛がっていて、

仕事休みの日には、私や子どものためにご飯を作ってくれたりするし、

私の実家や親戚にも親切にしてくれる良い人だ。

夫の両親も私に気を遣いながらも、仲良くしてくれる。

本当にいい結婚をしたと思っている。

でも、夜、同じ部屋で並んで寝ているのに、とても孤独に感じることがある。

とりとめのないことなのに、

なんだか切なくて悲しくてやりきれなくなるのだ。

7年前に突然死んだ父のことや、

統合失調症の兄のこと、

今のところ健康だけど日々年を取って弱る母のこと、

父と同じ年に死んだ叔母のこと。

父や叔母には、赤ん坊を抱いてもらいたかった。

生きていたら、きっとかわいがってくれただろう。

二人とも、あっさり死んでしまった。

統合失調症の兄が何を考えているのかよくわからない。

たわいのない会話も出来なくて、

どこか遠くへ行ってしまったような気がする。

そして、昔、一人で住んでいた部屋のことを思い出す。

朝早くから働いて、勉強したり、お酒を飲んだりして、

夜遅く帰宅して、洗濯してお風呂に入って寝る。

毎日くたくただったけど、全部自分のためだった。

質素な部屋だったけれど、

全部全部、私が自分でそろえたものしかなかった。

病気になったり、仕事が辛くなったこともあって、

良いことばかりではなかったけれど、

私は自分の力で生きていた。

だって自分の力で生きているはずなのに、

何故だかとても弱くなったような気がしてとても怖くなる。

一生懸命に、賃労働をしていなくとも、私は私、私は生きる価値がある、と言い聞かせる。

それから子どもの頃のうっすらした記憶がよみがえる。

今は取り壊された古い団地に住んでいた頃。

もうどこにもない景色を思い出す。

ある日の夕方、どこからか家に帰る途中の記憶

同じ年頃の子どもたちの声や、どこからともなく漂う夕餉の香り

お家に帰れば、お母さんとお兄ちゃんがいて、

夜になればお父さんが帰ってくる。

優しくて元気だったころのお父さん。

私は何も心配しなくていい。

どれも、優しい記憶ばかりで辛いことも悲しいこともないのに、

とても切なくて寂しくなってきて、

涙が込み上げてくる。

私は、自分人生の折り返し地点を過ぎたのだと思った。

今までしてもらったことを、してあげる側になったのだ。

自分が産んだ赤ん坊のために、

ご飯の支度をしたり、安心して眠れるように、

居心地の良い家を作っていく大人になったのだ。

でも、やっていけるのだろうか。

私は今、私自身を見失いそうになっている。

出産から1年半程度の期間だが、ずっと自分のことを後回しにしていたことで、

自分が何をしたかったのかがわからなくなってきている。

とても疲れていてただ眠りたくてしょうがない。

それでも、少しずつでも自分のことを取り返していく努力をしなくてはならない。

私は私の人生を生きていて、

の子はこの子人生を生きるのだ。

そこまで考えて、ようやく眠らなくては、と思う。

月に1回か2回は、こうした考えに取りつかれてしまう。

とても疲れ切っていて、眠くてたまらないのに、

また夜泣きが始まってしまうかもしれないのに、

深夜、一人で、悲しみとさみしさに浸ってしまう。

私が一人深夜泣いていることを夫は知らないでいる。

それがまた悲しくて淋しい。

けれど、私の悲しみは私だけのもので、おそらく夫にはわからない。

いや、わかろうとはしてくれるだろう。

でも口には出来ない。

こうして匿名ネットに書き込むだけだ。

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