2017-12-28

中華ガジェットレビューブログが書こうとしないこと

中国から出荷されてくるガジェットにはマルウェアインストールされているということ。

英語圏ではさんざん問題になっているのに、日本語情報源ではあまり議論対象にならない。

中国で発売されるAndroidデバイスほとんどはメーカー独自カスタマイズをしており、メーカーが想定するマーケット対応する言語しかインストールされておらず、日本語はもともとサポートしていないことが多い。

Gearbestなどの中華オンラインストアはこうした製品世界中に出荷できるように、Global editionあるいはInternational editionと称して、各国語言語サポートを追加した独自ROMインストールしている。これはベンダーROMとよばれる。

まり中華オンラインストアは、メーカーカスタマイズしたAndroidさらに改造している。

この過程で各種のマルウェアを混入させることがある。

たとえば、Xiaomiスマートフォンはまだ日本で売られていないが、Gearbestでは日本語対応したベンダーROMインストールしたものが売られている。

これを購入して電源を入れ、数か月すると、突然、スマートフォンスリープから復帰させるたびにポップアップウィンドウが開き、オンラインカジノデートサイトなど、明らかに怪しい広告執拗に表示されるようになる。

この現象は、Xiaomi公式サイトから公式ROMダウンロードし、自分クリーンインストールすると消える。

マルウェアXiaomiインストールしたものではなく、Gearbest等の再販業者の手に渡り流通する過程インストールされたことは明らかだ。

まり中華系のオンラインストアからガジェットを買う場合自分公式ROMを焼くだけのリテラシーがある人にとっては、これはそれなりにお得な選択肢ではある。

一方、そういうことがいっさいわからない人が、ただ安いからといって、中華オンラインストアから買う場合、値段の安さの代わりに、マルウェアをとおして自分個人情報をまるっと渡していることになる。

中華ガジェットレビューブログは、アフィリエイトプログラムを使って製品を紹介する以上、本来はこうしたリスクについて明記するべきだろうと思うが、そんなことをすると自分ブログの売り上げが減ってしまうと思って、やらないのだ。

この問題については何度か書いたことがあるが、いっこうに状況が改善されないようなので、しつこく書いてみた。

  • スマホアプリに関してだと、 アズールレーンなんかも人気出てるみたいだけど 中華製って分かってても入れてる人どれだけいるのか

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