今回は思うところあって借金の話を書く。
ようするに銀行カードローンの『即日融資』が2018年1月から取りやめになるってことがきっかけだ。
少し昔の話だと、
銀行カードローンの申し込みの機械(証明写真を撮る機械を一回り大きくしたようなあれ)に入ると、
最初は銀行カードローンの申し込みになるけれど、審査が通らないと(この場合信用情報が綺麗じゃないと)
(信用を引受するところ。例えると部屋を借りるときの保証会社みたいなもんだと思えばいい)の消費者金融(サラ金)に誘導される。
たとえば
三井住〇カードローン→アッ〇ローン→プ〇ミス、という誘導をされた。
10%以下→15%程度→30%程度 と分かれていたので、金利が低いほど信用力が高く、金利が高いほど信用力がアレになる。
現在は貸金業法が厳しくなって消費者金融(サラ金)の金利も15%程度になったので、真ん中のアッ〇ローンはなくなった。
もう少し説明をすると、
三井住〇カードローンは〇MBCコンシューマーファイナンス=プ〇ミスが保証会社で、
企業にお金を貸しても全然もうからない(1%とかそんなレベル)、だったら小口でも15%集めた方が早いじゃん。
そんな感じで、サラ金とか信販会社がお金を貸せなくなった分、ここで貸してるわけ。
ちなみに、借りた人が返せなくなったときは、金利の中に保証料も含まれているので、
返してくれない→じゃあこの保証を使って(保険みたいなもんだね)穴埋めしましょ、となっている。
じゃあなんで銀行は良くてサラ金と信販会社は貸せなくなったかっていうと、
『総量規制』っていう規制が2010年に完全施行されたからです。
これはつまり「その人の収入の三分の一以上は借りられないよ!」っていう内容で、
規制の対象はサラ金、クレカのキャッシング、信販会社の貸付の大きく三つ。
対象外は銀行カードローンとか住宅ローンとかクレカのショッピング。個人向けの話だから法人は関係ない。
お金借りられなくなった人がクレカの現金化とかでだまされるのはこれが原因。
※ちなみに悪名高いショッピングのリボ払いも対象外。金利はサラ金と同じくらい。絶対にやめとけ。
そしてこの総量規制が行われた結果サラ金がドカドカ倒れて、一部が銀行の傘下になった。
それで、繰り返すけど、サラ金を保証会社にして銀行はカードローンを貸している。
金利にそこまで(特に50万以下とか少額なら)違いはない。でもサラ金ってまあ…行きにくいし借りにくい。
ともかく、貸しまくれる。
具体的にはサラ金関連の貸し付けが2.3兆円になって2010年から半減して、
もうこれ何がなんだか、って感じで。
まあね、企業が儲けることは違法でもないし、どちらかというとそりゃ頑張れよって感じなんだけどさ。
頭いいやつらがぽやっとしてるやつらに善人面してサービス提供するのが腹立つわけ。
銀行は特にこれまで何十年もかけて培ってきた信用を武器に貸すわけ。
借りるなよ、とも思うし、貸すなよ、とも思う。