2017-08-03

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.内面の美が大切って綺麗事ではないですか?

美女と野獣』を知らないのか。

城主は野獣になる呪いを受けてしまったが、ヒロインの優しさによって真の愛に目覚めるという話だ。

内面の美しさを見出し城主呪いがとけて、イケメンに戻るわけだな。

内面の美しさが大切なのは綺麗事でも何でもなく事実だ。

だが、ブサイク呪いってのも紛れもない事実だってことだ。

人間ってのは総体的評価するもので、そこに優先順位が各々である

まり内面が美しければ良いことだし、その上で外面も良ければなお良い。

後は金持ちだったりすればより良い、シンプルな話だ。

もっとも、君が野獣側か美女側のどちらでもない、その地点にすら立てていない状況なら、そもそもナンセンス質問だが。

具体的にそういったことを考える必要に迫られる対象が現時点で存在しないなら、より普遍的な答えになるのは当然の話だ。

Q.魔法少女になりたがる大人が増えたのはなぜですか。

いい質問だ。

この情勢に対して大人現実をまともに見なくなったとかいロートルもいるが、そんなことはない。

古今東西、人は夢想したい時があるのだ。

有り体に言えば現実逃避である

そして、この夢想対象としては「今の自分とは違う何か」が選ばれやすい。

その対象として人々は様々な理想像自分と重ね合わせてきた。

しかし、これすら居心地が悪いものになるという人もいた。

なぜならスーパスターとして活躍する職業は、実際に存在しているものだったからだ。

そして、その世界活躍している人も実際に存在するのである

現実逃避のための夢想であるのに、現実がかえって今の自分を苦しめるのだ。

そういった人のために対象となったのが、魔法少女であったというわけだ。

なるために要求される才能だとか、努力方法といったもの不明瞭だからだ。

夢想するときに、そういったものロジカルに考えることほど無粋なものはないからな。

夢想というものは、なって何をしたいか、何をすればいいのかだとかがフワフワしている方がよい。

その夢想対象享受できる美味しい所だけ味わうために、魔法少女は都合が良かったというわけだ。

まあ私もニンジャになりたいとか、サムライになりたいとか言ったことはあるので、本質的には似たようなものだな。

それを大人がやるってところに世紀末を感じるかもしれないが。

もし現実魔法少女が本当になれるような代物になったら、恐らくほとんどの人は色々と理由をつけてなりたくないって言うんじゃないかな。

「なりたいっちゃあ、なりたいけど、どうしてもってわけじゃあない」とか、「自分が思っていた魔法少女はこんなんじゃない」といった具合に。

夢を夢で終わらせるというのも、それはそれで心の安寧を保つために必要ことなのだ。

傭兵フリーランスでやるのはやめておけ。

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