この作品をどこで知ったか覚えていないが、後で読みたい漫画リストにメモっていたので読んでみた。
思いの外面白かった。特に絵がうまいとかシナリオが良く出来ているという漫画ではないものの、不快感や展開への不安を抱かせずに進みのでいつ中断してもいいという気持ちで読んでいける(褒め言葉)
野球に一切興味のない自分だが、1巻丸々大会をやった時は驚いた。しかもそれなりに読めるのでなおさら。
動物ネタや落語ネタ、木材で家具作ったりしたのは作者の身の回りではやった事を取り入れたりしていたんだろうか…あまり漫画で拾うネタじゃないようなのが多い。
序盤によくあったぼっちあるあるネタは体験談なんだろうか、あまり悲壮感なく描いていたので余計な事を思い出さずに済んだ。
ヒロインの綿貫は特別可愛いわけではないが、学生時代こういう子がいたら惚れていただろうなという印象。
ラブコメではないので湯神と綿貫の恋愛が発展する気配もなく、やきもきする気持ちにもならない。
恋人に間違われたりそういう雰囲気になりかけても、お互いそういう感情に一切なっていないのでこちらの妄想もなかなか捗らない。
ので、ラブコメを直前に読んでいたりしたらやきもき出来ずにがっかりするかもしれない。
たしかに色々と扱いづらそうではあったが…どう考えても門田、久住に人気が偏ってそうだしそっち出すのが有線だよなあ
加えてたまに出る作者の哲学、生き方のような話が出てくるのは面白い
■やがて君になる
こちらは話が平坦過ぎるかなあ…学祭とか合宿とか、学生が主人公の漫画の定番イベントに合わせて話が進んでいるようでいまいち盛り上がらない