https://anond.hatelabo.jp/20170712220604
保険制度関係で便乗して言わせてほしい。保険証は魔法カードじゃねーぞ。
フィールド魔法:提示した場の医療費全てが3割になる みたいな考えの奴多過ぎ。
お前らが3割負担した後の残りの7割はお前らの勤め先である会社、が加入している社会保険が負担してる。自営や無職の人は国民健康保険。社保に加入してる人は社会保険が、国保に加入してる人は国保が医療費の7割を負担してる。病院で保険証を見せる理由のうちの一つは「私の治療で発生した医療費の7割はこの保険組合に請求してください」って病院の会計に伝える為。
だから会社を辞めて社会保険から抜けた人は社保の保険証を使えなくなる。逆に会社に入って国民健康保険から抜けた人は、国民健康保険の保険証を使えなくなる。会社辞めた奴の7割分を会社が負担してやる義理は無いから。
この仕組みを知らない人が多過ぎる。同業以外で知ってる人にほとんど会わない。仕事辞めても保険証を返さずダラダラ使い続ける人が多過ぎて笑えない。
どうせ自己負担3割なのは変わらないから使うのは社保証でも国保証でも一緒でしょ?という人へ、辞めたはずの社保(国保)の保険証を使い続けていたらどうなるか説明します。
①ある日突然、今まで掛かった医療費の7割をドンッと請求される
→数百万の請求もザラにある。医療費7割って結構高額なのよ、積み重なると尚更。踏み倒すことも無視することも出来ません。
→例えば会社を辞めたのに保険証を返さず3年間使い続けた場合、過去2年分の医療費7割については昔の保険組合に返した後現在加入してる保険組合に請求すれば戻ってくるけど、3年前の医療費は余程止むを得ない理由が無い限り返ってこない。10割自費。「保険証返すの忘れてました」とか「保険証の切り替えを知りませんでした」とかは通用しない。
③病院の窓口で気まずい
→もう辞めた保険組合の保険証を使い続けた使用履歴は辞めた保険組合に全部行ってる。その保険組合が病院に「この人はもう違う保険組合に入ってるから、ウチに7割分請求しないで」と請求を断ったり、今後請求しないように釘を刺す。そうなると医療機関からの心証が良い筈がない。そういうのを全く気にしない人は良いだろうけど、緊急で駆け込んだ病院で「その保険証は使えないと保険組合から連絡が来ているので10割自費で支払ってくれ」と言われたら、一時的であっても10割の医療費を負担しなくちゃならなくなる。繰り返しだけど、医療費って高いよ。緊急なんかだと特に。
保険証は自己負担を3割にしてくれる魔法カードじゃない。どういう仕組みで自己負担が3割になってるか知っておかないと後で面倒な事になりかねないから気を付けてくれ。
☆よくある質問
→ダメ。古い保険証はもう貴方の医療費7割を負担する能力を持ってない。定期的に通院しててもしてなくても、新しい会社に入社が決まったら「期間証明書」というペラ一の保険証モドキを新しい会社から出してもらう事をお勧めする。カード型の保険証が完成して手元に届くまではそのペラ一が保険証代わりになる。
病院によっては「保険証を切り替えている」と伝えたら「保険証届いたら見せてね」といって3割だけ請求してくれる所もあるよ。
うだうだ書いたけど、保険証の切り替えシステムは未だに旧時代的過ぎるから根本から変えて欲しい。マイナンバーカードと紐付けるとか、保険の切り替えをもっとスムーズに行えるようにすべき。マジで。面倒じゃん。まあでも「新しい保険証届かないから古いの使っちゃお☆」っていう発想は「今お金ないからお隣さんの財布からお金貰っちゃお☆」と一緒です。保険料払ってないのに医療費かけちゃうんだからね。今まで保険料払ってたんたから古い保険証使っても良い筈!という人は日本から出た方がいい。無保険の国が貴方を待ってる。
国から補助金をもらってる民間企業にまず家よ