今回は少年ジャンプ+
最初の、祝福者を用いた資源の確保方法はディストピア感が溢れていていいと思う。
まあ、人道的な範囲内でかつ効率よくできる方法は他にいくらでもあるよなあ、と思ったりもしたが。
作者がこういうの好きなのは今に始まったことではないから、これもその一環なのだろうな。
あと、あの子、アグニのことをやたらと語っているけれども、この子と主人公そこまで絡みなかったよね。
このキャラの人格的に考えると、妄言的な意味合いも含めているだろうから、そう解釈するなら不自然ではないけれども、これにページ数割かれてもなあ……。
後先を考えない設定、展開だけれども、短期連載だからコレぐらいのほうがいいかもね。
単純に異能力バトルとしてだけで評価した場合、正直あまり惹かれない。
けれども、そこに「家族」の人間ドラマといったテーマを含めつつ、エキセントリックなキャラクターたちを主要人物にして面白そうと思わせるあたり侮れないなあ。
それにしても、作者を介入させる設定なんて、久々に見たぞ。
けれども、先にメタを絡めた設定にしておいたことで、奇抜なキャラクターの言動や展開も成立していたキライはある。
画力があと3ランクほど高まれば、意外と不条理ギャグ漫画として読めるんじゃないかと最近思い始めてきた。
少なくとも、最近はちゃんと読者も楽しませようというネタ選びやノリになってて、「ウンコ味のカレー」又は「カレー味のウンコ」くらいにはなってる。