ブリザードからオーバーウォッチみたいなゲームが出るあたり、ああ日本のゲーム業界も終わったんだなと。
まだ粗削りな点はあるけどかなり日本のゲームテイストな作りしてるよねOW。
キャラ推しで取っつきやすくて愛嬌があってキャラの魅力も分かりやすい、操作も分かりやすい、
泥臭いおっさんが出てくる現実感を売りにする前提の路線から大きく離れたゲーム世界前提のビジュアルで
かといってディズニーみたいな子供向けじゃない大人も楽しめるビジュアルデザインにしてある。
日本で受け入れられてる。
イカのゲームは売れたと言ってもOWの半分にも満たない。
まあ、ブリザードが優秀なだけなんだがブリザードがこれ以上の品質のゲームを
今後どんどん出していくと仮定したら、なんだ、もう任天堂もスクエニもいらんじゃん。
という結論に至る。
日本のゲームのいいところは洋ゲーがマンネリ化した際に再発掘という形で取り入れられて
今回のOWのように形となって現れる。
過去の遺産をアーカイブして海外にリスペクト対象を保持する図書館だけしてればいい。
もうその確信は2・3年前にできたと思うが、どうしても認めたくなかった。
OWで見て見ぬ振りができなくなった。
5年まえから和ゲーのいいところを褒めるとき発売されているゲームではなくて過去のゲームを引き合いに出していた時点で気づくべきだった。
今頭の中にあるのは古代文明で活躍したが現在は機能停止したロボットだ。
これは悲しいことと嬉しいことだ。
悲しいのは、もう日本のゲーム業界が面白いゲームを作り出せなくなったということ。
憧れだったメーカーは倒産・吸収合併・製作は海外に外注といった有様だ。
嬉しいのは、日本からゲームメーカーが消え去っても海外がリスペクトしてくれて
日本テイストという形でゲームを引き継いでくれるということだ。
なぜなら海外の今の製作者たちは、過去の日本のゲームに感化されて育ったタマゴたちだからだ。
皮肉だが和ゲーの遺産が和ゲーの文化の種を残し、咲いたのは海外だけだった。
OW内でも日本リスペクトのデザインがそこかしこに見て取れる。
それをみて嬉しいという感情よりも情けないという感情が先に来る。