2016-06-17

和ゲーよ、さようなら

ブリザードからオーバーウォッチみたいなゲームが出るあたり、ああ日本ゲーム業界も終わったんだなと。

 

まだ粗削りな点はあるけどかなり日本ゲームテイストな作りしてるよねOW。

キャラ推しで取っつきやすくて愛嬌があってキャラの魅力も分かりやすい、操作も分かりやすい、

臭いおっさんが出てくる現実感を売りにする前提の路線から大きく離れたゲーム世界前提のビジュアル

かといってディズニーみたいな子供向けじゃない大人も楽しめるビジュアルデザインにしてある。

海外だけじゃなくて日本でも売れている。

日本で受け入れられてる。

イカのゲームは売れたと言ってもOWの半分にも満たない。

 

まあ、ブリザードが優秀なだけなんだがブリザードがこれ以上の品質ゲーム

今後どんどん出していくと仮定したら、なんだ、もう任天堂スクエニもいらんじゃん。

という結論に至る。

日本ゲームのいいところは洋ゲーマンネリ化した際に再発掘という形で取り入れられて

今回のOWのように形となって現れる。

日本はもう新しいジャンルを切り開けるだけの芸術性もないし

過去遺産アーカイブして海外リスペクト対象を保持する図書館だけしてればいい。

うそれだけの積み重ねを日本はしてきた。

そして技術としてもクリエイティブとしても取り残された。

うそ確信は2・3年前にできたと思うが、どうしても認めたくなかった。

OWで見て見ぬ振りができなくなった。

5年まえから和ゲーのいいところを褒めるとき発売されているゲームではなくて過去ゲームを引き合いに出していた時点で気づくべきだった。

今頭の中にあるのは古代文明活躍したが現在機能停止したロボットだ。

 

これは悲しいことと嬉しいことだ。

悲しいのは、もう日本ゲーム業界面白いゲームを作り出せなくなったということ。

憧れだったメーカー倒産吸収合併製作海外外注といった有様だ。

嬉しいのは、日本からゲームメーカーが消え去っても海外リスペクトしてくれて

日本テイストという形でゲームを引き継いでくれるということだ。

それも日本の今のメーカーよりも遥かに高品質で、面白く。

なぜなら海外の今の製作者たちは、過去日本ゲームに感化されて育ったタマゴたちだからだ。

皮肉だが和ゲー遺産和ゲー文化の種を残し、咲いたのは海外だけだった。

OW内でも日本リスペクトデザインがそこかしこに見て取れる。

それをみて嬉しいという感情よりも情けないという感情が先に来る。

 

和ゲーよ、さようなら

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