http://anond.hatelabo.jp/20150530170049
どうもこの辺が、全体的にぐちゃぐちゃになってるっぽいので。
国家は明示的な権利の主張と、それに服従する義務の組み合わせで構成されていて、これは近代国家に限らず……つまりギリシャのポリスだとか、メソポタミア文明だとか、あのレベルでも国家と言うものが発明された時点で存在している、言ってみれば国家と言うシステムの根幹にあたる。(初期の時点では、統治者は民を支配する権利を持ち、民は服従の義務を負う、といったものがベースになってはいるが、これ自体が分かりやすいマチズモの姿でもある)
中世辺りには半ば原始的な村社会にまき戻ったりしつつも、長い長い時を経て、これは人類に定着していった。
ただし、日本はこの発想が庶民レベルまで定着するのは、明治~戦後くらいまでかかった(田舎ほど遅れた)。
マチズモにおいては、権利の主張と服従という、原始社会においては「不自然」で「非社会的」な行為が、「社会性」に置き換わる。
マチズモから見れば、権利の主張と服従を行わない者は社交性が低いし、原始社会的な価値観からは、マチズモこそが社会性の低さに見える。
さて、マチズモが浸透して以降、もう一段階人類は、社会性の置き換えを体験する。
産業革命からの、資本主義、それに基づく「個人主義」という社交性だ。
こいつは要は「生産面に関して、社会的であること」を「金のやり取り」に置き換えた。
一人ひとりは徹底的に利己的な「個人主義」であることを追求することが、社会性の高さに置き換わった。
生産のやり取りは「金のやり取り」に置き換えることで、利己的で内へ閉じていく者ほど、命令や服従ではなく「金銭欲」と「金のやり取り」を肯定する社会性の高い者、ということになった。
これはマチズモ(国家)の上に乗っかっている。金の円滑な循環は、権利の主張によって保障されているからだ。
他人にされたくないことは権利の主張で退け、他人にして欲しいことは金のやりとりで手に入れる、というのが、資本主義時代・個人主義時代の社会性だ。
この「他人にして欲しいことは全部金を通せ」は、奴隷制の否定であり、差別の解消に繋がった。
今までママを、嫁さんを奴隷的に囲い込むことで押し付けてきた仕事は、全部金を通せ、という話になった。介護も福祉も、して欲しいなら、金を通せ、と。
さて、で、どうも弱者男性を擁護するサイドは、マチズモの時点でついていけていないので、原始社会的な世界に戻りたい、原始的なあり方こそ社会的なんだ、と叫んでいるらしい。
そりゃ個人主義とは噛み合わない。二段階ほど前の社会性の話なんだから。
この辺が根本的に、色々とうまく噛み合わない原因な気がする。
https://www.youtube.com/watch?v=SDYFqQZEdRA 上記ビデオは、不躾に性的な目線を向けられることがいかに不快なものか 時と場合を問わず、相手を常に性的な対象と見なすこと、それ自体が差別...
「なぜ(穏健派)フェミニストは過激派フェミニストの男叩きを咎めないのか?? 」 フェミニストでいると、いきなりわけわからん、上記のような過激なミソジニーの発言まで責任と...
内面化されたマッチョイズムをあえて否定して「口に出した」とたん、 フェミが「ミソジニー!」と騒ぐのはまだしも 本当に男を抑圧するセクシズムと言うのに如何にシャカイが無自覚...
http://anond.hatelabo.jp/20150530164819 フェミの本質は女性個人主義を(女性で括る左翼メカニズムで)を社会に浸透させることだと思う 一方、この女性個人主義の追求は、ある種の社会否定の...
http://anond.hatelabo.jp/20150530170049 どうもこの辺が、全体的にぐちゃぐちゃになってるっぽいので。 まずマチズモっていうのは、ベースに国家という発明がある。 国家は明示的な権利の主張...
それ元ネタはなんなの? おまえの記事だけでは細部がよくわからないのでちゃんとした本を読みたい
咎めなくてもいいけど、その場合、過激派といっしょくたに扱われるリスクはあると思っておいた方が良いよ。
でも頭おかしい発言するフェミニストはあれはフェミでもダメだからと分断処理で済ませるんでしょ
パンティー見えそうな服きて偉そうに