2015-01-11

歌舞伎町でボッタクリ風俗に遭ったメモ

風俗店にはそれなりに行ったことがあったので完全に油断していた。

今後のための反省と失った金の供養を兼ねてここに記す。

友人と新宿で飲んで別れた後、なんとなく溜まっていたので歌舞伎町方面へ。

以前行った店に向かったが入り口が分かりづらくウロウロしていると客引きにつかまる。

ここで目当ての店名を告げると、さも店舗間のネットワークがある感じで空き状況を調べると言う。

(待っている間、最近AV女優サービスする店があるんですよ、みたいな話をされ

フーンみたいに思っていたが、これすらも伏線であった)

連絡を取った結果、店が空いていないので系列店をあたるといい、すぐさまその店の店長という男がやってくる。

(今思えばこの「店長」というハッタリも実にそれらしい)

そこで女の子写真を4枚出されたのでその場で選び、コース代で15,000を支払う。

(この時点で客引きに金を払うという致命的なミス

その男女の子を向かわせるので、とレンタルルーム指定され、向かうとやたら場末感のある店舗に。

(ちなみに歌舞伎町のLEE3ビル5F。店名は忘れた。しかもググっても出ない)

レンタルルームに居た男に使用代で3,000要求される。

(ここまではよくある流れなので特に疑問に思っていなかった)

手持ちがなくなっていたので近くのコンビニでわざわざ下ろしてから再度向かう。

レンタルルームの中に通されると、これまで行ったレンタルルームの中でも最低なくらい狭く、クソみたいな設備の部屋。

ここでちょっと大丈夫かこの店、と思っていると案内役の女が入ってきて、

さっき料金を払ったにも関わらずコース料金の説明をし始める。

しかも、うちは高級デリヘルで女の子AV女優クラスを用意しているので

普通ヘルスで45,000、本番アリなら60,000、何もしなくてもキャンセル料が50,000とかワケのわからない事を言い出し、

この時点であっコレあかんやつや、やっちまったあああああ!!と急激に後悔の渦に包まれる。

(ここでAV女優の店、みたいなくだりはまだ信じていたので、このコース説明に信憑性を感じてしまっていた)

今思えばこの時点で警察を呼ぶなりすればよかったのだが、

もう金とかどうでもいいのでこの場を切り抜けたい思いと、

どうせボられるなら抜くか、みたいなスケベ心もかろうじてまだあり、頭を抱えながらヘルスコースを選択する。

当然手持ちが足らないのでまたコンビニに行く。

その際、携帯人質に取られる。

しかもその途中で、忘れてたけど女の子の送迎代で+15,000かかるとか頭おかしいことを言い出す。

もう言いたい放題だな!しかしその時点では揉め事が怖すぎたので素直に金を下ろし、部屋に戻って女に渡す。

案内役の女は元ソープ嬢だそう。フーン。

なんかシャワーに行けと言われたのでこわごわ洗ってサッと戻り、待っていると嬢が入ってくる。

ここまで散々だったが、せめてプレイくらいはマシだろうとすがっていた願いがここで完全に打ち砕かれた。

これでAV女優とかナメてんのかみたいなデブ女だった。

しかも途中で案内役の女の後輩なんですよ〜とかぬかしだす。設定くらい守れよ!

(この時点でまだ希望を持っていたあたり、我ながらお花畑すぎた感は拭えない)

おもむろにローションを取り出し手コキをしだす丸い人。

ここまで打ちのめされるともはやせめて病気にならないように

何もしてほしくない!みたいな気持ちでいっぱいになる。

当然立つわけもない。

豚の人があれ〜立たないね〜他のことする?みたいな事を言い出すので、

他になんかできんの?と一応訊くと、ヘルスコースは手コキだけで、

それ以外は別料金かかるけど聞いてたよね?みたいな事をぬかす

そんなもん一切聞かされてないわ!

もはや何度目か分からないくらいの後出しに目の前が真っ暗になる。

60分コースだったが、もはや一刻も早くここから抜け出したいという思いしかなく、

巨漢には早々にご退場頂き、何も盗まれたりしていない事を確認して、

最後出るときファイナルアタックに備えながら足早に店外へ。

ここは特に何もなく立ち去ることができた。

途中待合室に他の客の姿も見えたが、彼らも同じ末路を辿ったのだろうか。

ひとまず金銭面以外は無事に離脱できたので、歌舞伎町さ怖えと心底思いながら足早にその場を後にした。

せめて物件写真でも撮っておこうと思ったのだが、携帯人質に取られた際に

一応電源を切っていたので再起動時間がかかり、記録することはできなかった。


以上が、ものの1時間程度で78,000もの金額を失ってしまった愚かな人間の記録である

災厄が連続して降りかかり、かつ特にプラスになるような事がひとつもなかったため、かなり凹んだ。

離脱してからもしばらく福本漫画のようにぐにゃあ…と放心していたが、

このケースではもはや失ったものを取り返すことはできないだろうと考え、せめて世の中に記録を残すことにした。

教訓としては、客引きに一人でホイホイついていかないことと(複数人ならまだ別の動きができたかもしれない)

客引きには絶対金を払わないこと。

(金を払ってしまうと、その後どれだけ怪しい所に案内されたとしても、

既に手付金というサンクコストが発生してしまっているため、途中でトンズラに出づらい心理状態になってしまう)

後は他の事例を眺めた感じ、もしそういう窮地に陥ったらとりあえず警察呼んどけ、という事だろうか。



はてなの諸兄が同じ罠に嵌らない事を祈る。

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