私は現在東京在住だが、親戚が亡くなったため法事で岡山に規制している。
みなさんはイオンモールをご存知だろうか。
イオンモールは大型商業施設で、飲食店から雑貨、衣服までまとめて入っている。
要するに、そこに行けばひと通りの娯楽消費はできる。
イオンモール岡山には上述した施設のみならず、映画館やゲームセンターまで入っている。
私はイオンモールのような大型商業施設は好きではないのだけれど、見ないで批判するのは間違っているだろうということで見てきた。
面積が25万㎡だそうで、東京ドームの約5倍、ディズニーランドの約1/2というとおおよその大きさが分かっていただけるだろうか。
岡山という小さな街に対して、それほどの大きさの商業施設が与える影響は恐らく計り知れないだろう。
岡山市は政令指定都市ながら、その成り立ちはチープなもので、平成の市町村大合併に乗じて合併しまくったあげく、ようやく政令指定都市に指定された。
そして、他の地方都市よろしく高齢化が進み、経済規模も縮小の一途をたどっている。
はっきり言うと、その大きさと店舗数の多さは、岡山全体の需要に対して、余りにも大きすぎる。
現状の岡山市全体の同業種の総需要と各店舗の採算ラインを比較すると、その割合はかなり大きいだろう。
それだけに、仮に需要量が増加しない場合、イオンモール岡山が失敗するか、その他の同業種、上記した衣服等の店舗の閉店が相次ぐだろう。
岡山にある代表的な商業施設は、岡山駅地下にあるショッピングモールの岡山一番街で、これは従来のメインの商業施設だった。ついで、クレド岡山とロッツ岡山が挙げられる。
これらの施設との競争もあるだろうが、今のままであれば両者が生き残ることはあり得ない。
両者の生き残り合戦であろう。
理由は、双方に同じテナントや似たようなテナントが入っているため、双方を利用する人はまずいないからだ。
もしイオンモールが余りにも大きい自分の供給量を需要されること無く倒れるのなら、後者が生き残り、需要が供給されるのなら後者は淘汰されるだろう。
そして、イオンモールが倒れた場合、岡山の経済は収縮の一途をたどるだろう。
激化した競争の中で多くの店舗が淘汰され、残ったのはイオンモールよりも小規模な商業施設のみである。
そしてイオンが生き残った場合、岡山の経済はイオンモールに完全に掌握される。
高齢化のなかで縮小する経済と、イオンモールに経済を掌握される場合、両者を天秤にかけ、岡山市は後者にかけたのである。
このシナリオ以外のパターンがあるとすれば、岡山全体で需要が急増することである。
そうすれば、イオンモールとその他の店舗の共存がはかれるだろう。もし今から手がけたとしても数十年後になるであろうが。
もう私は岡山に骨を埋めることは無いであろう。この街の将来はおおよそ詰んでいる。しかし、この大きな决定の顛末がいかようなものになるかは多少暗い気持ちであるが、見届けようと思っている。
ちなみに、全店舗を眺めて回ったが、一番客足が多かったのはダントツでスタバであった。
最後に、岡山は経済的には終わっているものの、気候と食文化はなかなかのものである。
温暖な気候で、災害が少なく、また瀬戸内海に面しているため海産物も旨い。
街自体もコンパクトで、生活するだけなら便利のいい街だと思う。
緩やかな死を待つだけであれば、高知ではなく岡山に移住するのも一つの手ではあると思う。
足を運んでみて、その破壊的な規模に驚いたので書いてみたけれど、気の向くままに書いたので後でまとめて書きなおすかもしれないです。
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