2013-11-11

理想の結婚相手は自分自身

別にナルシストの気はないのだけどかれこれ10年以上タイトルのようなことを考えていて、人に話すと変な顔をされる。


他人から見た自分は「不細工で低収入低学歴コミュ障家事もヘタクソでズボラで高齢で軽度ゲーオタで子供もいらん」という、不良物件の極みのようなどうしようもない物件であるが、自分から見ると自分ほどに理想の結婚相手は居ないのだ。

そりゃ人間誰しもより優れた能力の持ち主を好ましく思うものだろうが、あまりに相手が優れているとそれに引き比べて劣等感を覚えてしまう。かといって暴力だのモラハラだの浮気だの借金だのを平然とするような人間の屑なんか願い下げだ。一生をともにするなら程々の相手が望ましいが、その程々のさじ加減が難しい。

特に浮気をしない」「子供を作らない」あたりは個人的に決して外せない必要条件であるが、自分以外の他人ともなるとなかなかこれを満たすに足る信頼性の相手がおらず、「ああ自分をそのまま性別だけひっくり返したような人間がどこかに居ないかな、いるわけねえか」と思いつつ結局独身である

もっとも独り身一人暮らし現在生活は、既に自分自身と仲睦まじい結婚生活を送っているようなもの生活不自由はない。

病気をしたら困るよ、年を取ったら困るよ」とこういう話をするといつも言ってくる人が居るが、その問題を回避できるのは配偶者が弱った時に助けてくれるだけの良心と行動力と時間を持った一部の限られた既婚者のみに許された話で、自分程度の者がそんな優れた配偶者結婚できるはずがないのでどのみち同じことだ。

「病める時も老いる時も死ぬ時も最後まで自分自分と共にありひとりではない」と思えば、この際他人ではなく自分自身と結婚して添い遂げるのも悪くないかもしれない。

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