2020-11-29

病気萌え小説

自分病気萌えルーツが何なのかはわからない。

物心ついた時にはもう、そういう傾向があったと思う。

幼稚園の頃には、絵本アニメで出てくる病気のシーン、熱を出して水枕と氷嚢をあてられて赤い顔で息苦しそう…みたいなのにムラムラしていたのを覚えている。あと、病気じゃないけど、足を骨折してベッドで足を吊るされているやつも。

あのなんとなく無様というか、適度に苦しそうな雰囲気にムラムラしていた。なので生死に関わりそうな病気とか怪我ではなく、風邪をこじらせて寝込む、とかそうの。

小学生になると、熱に加えて下痢嘔吐萌え対象になった。排泄そのもの排泄物には興味ないんだけど、同級生の欠席理由で「お腹風邪」とか「吐き下し」とか聞くたびに、なんとなくその様子を想像してムラっとしたりしていた。そのうち、世の中には浣腸や座薬という、お尻から入れる薬があると知り、俄然興味を持つようになる。当時から自分で使いたい(する方もされる方も)という欲望は一切なく、エピソードの断片から想像を膨らませるのが好きだった。手術する前には浣腸すると聞いて、盲腸入院した同級生浣腸される様子を想像したり、別の子が高熱で学校を休んだら、家で座薬を入れられている所を想像したり…。

中学生になる頃には、浣腸便秘の薬としてだけではなくて、SMという趣味世界でも使われていることを知ったけれど、それはなんかギラギラし過ぎて自分の好みとは違った。私の萌えポイントは「生死にかかわらない病気怪我」で「恥ずかしがったり嫌がったりするけれど浣腸されてしまう」というものなので、自分から望んで浣腸されるSM萌え対象外。

専門のお店があったり、世の中に広く知られているSMと違って、自分趣味は変わっていて、そんな人は他にはいないのだろうか…。

そう思っていたけれど、大学生になり、自分専用のパソコン自由インターネットをするようになると、SMではない病院での浣腸や恥ずかしい体験を集めたサイトがいくつもあるのを発見し、衝撃に震えながら夜な夜な徘徊しては夢中でむさぼり読んだ。

けれど、ある程度飢えが満たされると、なかなか自分の好みをうまく満たすものは少ないと気づく。

それは、私の萌えポイントあくまで、病気怪我で「嫌なのに浣腸されてしまう」というものなのに対して、サイト体験を書き込む人は、主に「病院浣腸されたい人」だったり「それっぽい話を体験談風に書きたい人」だからだった。現実離れした羞恥が強すぎる設定や、生々しすぎる描写性的描写が入るものも好きになれなかった。

自分趣味ピンポイントすぎるのか…。

そう思っていたけれど、小説投稿サイトを探すと、わりと自分の好みに近いものも見つかることに最近気づいた。

かいことを言い出すと、ちょうど良いものは少ない(ほぼない)んだけど、これ以上となると自分で書くしかないのかもしれない。

小説サイト投稿している人も、他人に読ませたい、評価されたいという欲望からではなく、自分理想シチュエーションエロい話を書いて、自分を満足させたいというモチベーションがあったりするのだろうか。

  • 非常に共感できる文章だった。きっと同じ道を通ってきたのだなと思った。 私は子供の頃から、自分で読んで楽しむためだけに、登場人物が怪我や病気で苦しむ小説を書いてきた。当時...

  • それ萌えやなくてフェチやんけ

  • せやで BLの参考文献探してて、モノホンの集まるサイトで検索欄に「女装」っていれたらもう女装しただけで興奮してるので女装とか「スカート」とか連呼してるだけのなんの情緒...

  • 代理人によるミュンヒハウゼン症候群、の傾向があるのかな? ヤバイかも

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