2015-12-02

妄想ミャンマー国軍保守派幹部との一問一答

おことわり

http://anond.hatelabo.jp/20151201220634を見たのでなんとなく書いてみた。

なお、筆者はミャンマー情勢に大して関心を持ってないので、日本語新聞日本語ニュース番組程度の情報しか得ていません。以下の内容はその限定的情報テンプレ応答に放り込んだだけです。

本文
  • Q:どういうことなのか
    • A:国軍国民から嫌われていることがはっきりと示された。それなのに、次の選挙で勝たねばならない。
  • Q:与党の失政を待つということか
    • A:いささか消極的な言い方に過ぎる。我々の既得権に手を付ける「改革」には異議を唱えるし、水面下での抵抗にも努める。
  • Q:失政を起こさせる、と
    • A:もちろん、我々がわざわざ悪役を引き受けて、与党の株を上げてやるつもりはないから、表面的に譲歩する可能性はある。原則同意して実行で足を引っ張るという方法だ。まあ、与党が自滅する可能性も高いと見ているが。
  • Q:それはどのような可能性があるか
  • Q:本当に対立を煽らないのか
    • A:やろうと思えばやれる。例えば少数派の過激勢力に武器を渡すとか、そういう勢力の仕業に見せ掛けたテロを起こすとか。だが、発覚した場合リスクを考えると、当面は現実的ではない。それに他にも手はいくらでもある。
  • Q:たとえばどのような手が
    • A:簡単な物としては情報操作だ。「彼らの言い分に大幅に譲歩した政策政権が用意している」といった噂を流す。簡単で効果的な手だ。実際にそんな政策があっても、なかっても、どちらに転んでも政権ダメージになる。
  • Q:どちらに転んでも、というのが分からない
  • Q:仮定の話でなく、実際に噂を流しているのではないか
    • A:発端が自然発生だったのか、我々が流した物なのかは大した違いはない。人間、悪いニュースには常に敏感であり、勝手な尾ひれを付けて拡散したがる生物だ。社会不安の芽が既に存在している以上、よほど強力な統制を行わない限り、噂は広がり続ける。
  • Q:政権に協力するシナリオはないのか
    • A:先ほど話した表面的な譲歩はともかく、それ以上は特に考えていない。軍の権益温存に全面同意するというのであれば、まあ、考えないでもないが、そこまで分かりやすい「変節」を国民が見逃すとでも思うのかね?
  • Q:次回総選挙でも勝てなかったらどうするのか
    • A:どうもしない。それは単に「失政」による評価の下落が足りてないというだけの話だ。軍が一丸である限り「改革」は絶対成功しない。であれば、次の次の選挙まで待てば十分だろう。
  • Q:軍は本当に一丸なのか
    • A:痛いところを突く。確かに改革派と呼ばれる分子がいないわけではない。だが、勢力はそれほど大きくない。軍の大半は権益死守に同意している。
  • Q:次の選挙与党議席を減らせば、そういう余地が出るのではないか
    • A:仮定の話になるが、可能性だけならば考えられる。
  • Q:そうなったらどうするのか
    • A:仮定に仮定を重ねる話で答えにくい。その時の国際環境国民感情次第だ。君たちが期待するような派手なクーデターを行って政権転覆、といった話にはならないと思う。
記事への反応 -
  • 昨日まで1週間ほどミャンマー旅行に行っていました。 その際、アンチ・アウン=サン=スーチーさんなミャンマーの方とたまたま1時間ほど話す事ができました。運よく連絡先もゲット。 ...

    • おことわり http://anond.hatelabo.jp/20151201220634を見たのでなんとなく書いてみた。 なお、筆者はミャンマー情勢に大して関心を持ってないので、日本語の新聞と日本語のニュース番組程度の情...

      • (妄想)ミャンマー国軍改革派幹部との一問一答 おことわり 必要な情報が盛り込みきれなかったので続編です。 なお、筆者はミャンマー情勢に大して関心を持ってないので、日本語の...

        • Q:ありがとうございました。 A:どういたしまして。こんな妄想記事でよければ何本でもおつきあいできますよ。書きたいことは大体全部盛り込めましたけどね。 これだから対話形...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん