今回はドラマ関連。
なのだが、一つの質問に対して回答がかなりの量になってしまったので番外編とする。
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
ふむ、実際のところどうか、というのが気になるのかな。
では、韓流ドラマをある程度視聴して、私が特徴的だと思った部分を大きく三つに分けて言及しよう。
ただ、言っておく。
私は基本的に、作品に善悪を持ち出したくないスタンスなので、合う合わないの話に終始する。
例えば、映画白黒時代に上映されていた、バットマンの連続活劇は知っているかな。
そのドラマには悪役として、日本人という設定のマッドサイエンティストが登場している。
その頃は確か第二次大戦で、登場人物の他にもいわゆる反日描写が多くあった。
ただ、これは時代背景とかも考慮しなければならないし、歴史の資料以上の意味で取り上げるものではない。
これを引き合いに出して話を大きく語るのはナンセンスだ。
なので生憎だが、これから書くことは特定の派閥の方の期待に沿えるよう回答ではないということを明記しておく。
私が観たサンプルが偶然どれもそうだったという可能性もあるが、特に「怒」と「哀」は日本のドラマに比べればオーバーな傾向が強い。
もし、一日暇な時間がとれたのなら、試しにその日の韓流ドラマを一通り視聴してみるといいかもしれない。
賭けてもいいが、登場人物がメンヘラのように怒るか泣くシーンが2つ、3つは出てくるはずだ。
なお、子役の演技に関しては、日本のドラマとで違いはあまり感じられなかった。
どちらも「演技してまーす」という感じだ。
とにかく話数が多い。
制作側もちょくちょくハプニングを挟んで盛り上げようとしているのは伝わるのだが、いかんせん1クールや2クールくらいのボリュームに慣れた私には水増し感が強い。
ハプニングに悪役は付き物だが、色んな悪役をその度に出していられないので、基本的には同じ人物だ。
シリアスな話で、悪役サイドはばいきんまんみたく懲りない上に、味方サイドはまた悪事を働かせる余力を残させるという構図は滑稽にうつるかもしれない。
故に終盤でその悪役が退場すると、概念的なドラマが生まれることもあるし、「やっといなくなった……」と呆れ混じりにボヤいてしまうかもしれない。
例えば、私が観たドラマを要約すると。
主人公の女性の夫が浮気相手に寝取られ、妻としての立場も奪われる。
↓
↓
↓
復讐劇の途中、第三の敵襲来。
↓
ほんとはもっと紆余曲折あった末なので、ストーリーの流れとしてはおかしくない印象だったが……要約するとすごく酷いストーリーに見えるな。
これが日本のドラマなら、まず主人公の女性が裏切られるストーリーは1~2話で、復讐パートに8話。
第三の敵と、共同戦線部分は蛇足なので省き、残りの数話でまとめに入って1クールといったところだろうか。
これは私の推測だが日本のドラマと違い、明確に物語を終わらせることは決めず、長期連載漫画のように如何にその舞台で話を転がせるか、ということに注力しているのではないだろうか。
話数が多くなる原因の半分はこれが原因だろう。
回によっては、ほとんどが登場人物たちの口論で終わるなんてことも珍しくない。
これは舞台を現代にしたものが顕著だが、話数の多いものは舞台に関係なく多い。
伝言ゲームのような「こう返してきたからこう返す」といった言い争いで、物語全体を俯瞰して見た場合、それらのほとんどはなくてもいい内容だったりする。
やはり歴史を顧みて、そこからそれぞれの解釈で物語を紡ぎだすというのは各国共通だな。
ただ、その手の衣装とかロケ場所は、あちらのほうがハードルは低いのか、比較的豪華なことが多いようだ。
ほんとは「なぜ子役の演技はああもクドいのか」、「日本のドラマはなぜチープ感があるのに、アメリカなどの海外ドラマは豪華なのか」とかの質問にも答えたかったのだが、また今度だな。
その話興味あるから前回のやつ教えてくんない?
この妄言シリーズも20を越えたので、今回は振り返り関連。 真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。 Q.20を越えたとのことですが、リンクがないので見つ...