2014-04-17

就活生の服装で、おさえとくポイント

たまによ、「私服でお越しください」ってのにジーンズTシャツで現れる猛者が居て個人的には好きなんだが、

似た感じで「カジュアルすぎない?」って面接官に突っ込まれて学生激怒、みたいなのもまあ聞くな。

釣りかも知れんが。

で、知らんことに対してまごつくのは当然で、俺だって知らんときゃググったりするから

学生向けの簡単で判りやすい服装の話を書いとこうと思う。

なんで増田かって言うと、どうやってもこのテの話題はファッションマスターが湧いて荒れる上に会社関連だとパワハラだ何だ言われるから

前提

例えば、オマエさんが大学生男性だとする。

で、女の子デートに誘った。相手も大学生にしとこうか。

ランチに行って水族館に行って、少し散歩をして予約したレストランで食事をして、まあ後は流れで、

みたいな保守派バリバリデートを計画してたとしようか。相手もなぜか乗り気だ。

そういうときに紋付羽織袴を着ていくか?ジャージ上下で行くか?

当然個人同士のデートドレスコードなんざ無い。

まり就活生が着るときのソレも、全く同じなわけだ。

面白いことと無難なことは別

そりゃ「普段のカッコで来てね。私も楽だし」って女の子から言われてて、

上下ジャージってのも、まあ自分を出すって意味では良いかもしれない。

最近ネクタイしてなきゃ入れてくれないレストランもまあ少ない。

とは言えそりゃ変化球であることには違いない。

結局は関係

じゃ、居酒屋イタリアンみたいな立ち飲みのガヤガヤしたイタリアンに行こうっつってOKもらってたとするな、

で、当日駅前で集合したら、ヒール履いてえらいキメキメのドレス着てたとする。

まあ、慌ててググって店を変更するってのが、誘った側としちゃ当然の流れだろう。

居酒屋って言ったじゃん」って相手を責めるのはありえないし、そのまま強行するのもどうかと思う。

まり、服装が本質じゃなくて、結局のところは、相手にどう感じて欲しいか、自分がどうするかという、関係性の話だ。

客人がフィンガーボールの水を飲んじゃったら、主催者としては一緒に飲むのがスマートだろう?

就活生としての服装

服装に関しては、実は大きく3つ手段がある。

木を隠すには森のなか

洋服の青山に行って、リクルートスーツ一式セットを買う。

これは「伝統的なスーツ」でもなければ「礼服としての正しさ」でもないし「ファッションとしての主張」でもない。

少なくとも「まあ、学生スーツならこんなもんか」と全方位から許容してもらえる。

日本国内で、日本企業向けに、新卒採用として、服飾関係以外に就職活動をするという限定付きなら、これが最も無難だ。

就活で目立ちたくないってのは自己矛盾気味だが、右へ倣えも日本美徳かもしれない。

正しいスーツとしての無難

さて、(モチロン喩え話だが)日本じゃフィンガーボールの水は「飲んでもいい」と思ってる人が多い。

フィンガーボールの水で手を洗うのは、礼儀作法としての正しさとしては真っ当だ。

こういう時に「フィンガーボールの水は飲むものであって、指を洗うものじゃない」と間違って理解してる面接官が居る可能性もある。

モチロンその面接官が無知で、社会人としてはちょっとどうかとは思う。

ただし、その時無知なのは面接官で、正しいのはオマエさんだ。

こういう時に、「正しい礼儀作法をしたい」と思ったら、遠慮することはない。

相手に恥をかかせないことと、媚びることとは、違う。

で、そういう「正しいスーツでの無難さ」で行くと、こういうパターンになる。

  1. 無地の濃紺 or 無地のチャコールグレー
  2. シングルの2つボタン or シングルの3つボタン
  3. シャツ&濃紺の無地ネクタイ
  4. 黒の革ベルト&黒のプレーントゥ

どこに行っても全く問題無く何の面白みもないビジネススーツのド伝統的なセットだ。

これで「そういうのはちょっと仕事用の背広としてどうか」と意見を付けるヤツは無知なので、それはもうしょうが無い。

そんな面接官の企業に入っても、お互い疲弊するだけだ。

個性こそが命

ガイアが囁いてくるなら、それはもうしょうがない。

世の中には、どの場面でも礼服格式が上がれば上がるほど良いと思っている人も居る。

フォーマルカジュアルというのは、別に相手への礼儀の深さを示すものじゃなくて単にTPOの違いだが、

ビジネススーツよりもダークスーツが、それよりもモーニングコートがより敬意を払っている、とかいう人も居る。

そういう人は、紋付羽織袴で面接に行ったら良い。それはもうその人の個性だろう。

番外編:私服でお越しください

話の枕に持って来といて番外編もなんだが、私服、な。

服飾関係での特殊例を除くと、私服でお越しくださいってのはビジネスカジュアルできてね、という事だったりする。

スーツ文化も独自の変容を遂げてる日本において、ビジネス場面でのカジュアルとか全員考えることが違ってると思って間違いない。

面接官が明らかにユニクロポロシャツチノパン履いてたりする場面を目撃したことがある。もはや何も言うまい

で、そういう時にどうすりゃいいか迷ったら、以下のセットを自分の判断で選べば問題ない。

  1. Yシャツ
  2. ジャケット
  3. ズボン
  4. 長靴
  5. 革靴

(作業服・ジーンズ以外)

相手のご両親に結婚のご挨拶に行く時に、ノーネクタイスーツ以外のジャケット羽織るって縛りプレイしてると思えばいい。

相手のオッサンに通用すると思うなら、全身スパンコールでも構わんぞ。

俺は怖くてそんなことは出来んが、意外にそういう度胸のあるヤツは通るかもしれない。

まとめ

世界標準スーツ着てって落とされるなら、お互いのためにソレが一番いい。

就活での私服は、ジャケットノーネクタイの、作業服(ジーパン含む)以外。

迷ったら青山に行け。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん