2011-09-11

ザ・インタビューズで今後起こりそうなこと

ザ・インタビューズというサービス流行ってますが、今後起こりそうなことを考えてみた。すでに起こっていることもあると思う。

なりすまし

これはまあアカウント制のサービスなら基本。ネタなら後述する「なりきり」になるが、ガチで本人になりすますケースが出てくるでしょう。

単に目立ちたいから、ネット住民を騒がせたいから、くらいの理由でやるならかわいいもんですが、なりすます対象に悪意をもって行うケースというのも出てくると思われる。

運営側の対策としては、TwitterFacebookなどの既存SNSアカウントとの連携機能をつけるのが効果的なんじゃないかと。

現在IDのみ設定可能ですがこれは片方向なので、OAuth認証で双方向の連携を。

少なくともTwitterなどで本人であることが確認されていれば、紐づいたアカウントも本人のものであることが明らかになる。

なりきりアカウントの登場

なりすましとは違って、本人ではないことを明記した上で名前を使う場合、あるいは物語の登場人物など実在しない人物の名前を使う場合、なりきりアカウントになる。

Twitterでも結構みかけるので、流行る土壌はあるように思える。

加えてFacebookGoogle+では規約上不可能なので、規約の緩いザ・インタビューズに流れる可能性がある。ていうか規約ってあるの?

元ネタが実在人物の場合はその人物に怒られる可能性は高いです非実在でも版権元に怒られる可能性はありますね。

参考:コナミが「ラブプラス」2次創作規制へ?Twitter「姉ヶ崎寧々」のなりきりに削除依頼 - ゴールデンタイムズ

ザ・インタビューズでは回答に画像を貼れるので、ここに著作権上問題になる絵を貼って、それが問題を大きくしそう。

企業政治家などの公式アカウントの登場

これは、あるのか?

すでにネットでの活動が顕著な有名人アカウントを取る事例は見受けられるので、ないとはいえない

答えたくない質問はスルーできるので、ブログ承認コメント欄くらいのノリで使われるかも。

いろんな意味で緩い系の企業自治体とかは使うかもね。あと某与党の若手議員とか。

内部事情リーク

まあこれはなさそうだけど一応。

リークといえば昔は2ch(「○○だけど何か質問ある?」的な)がほとんどだったけど、今は2chが使われることが減ってる気がする。

理由は色々あるだろうけど単に衰退してオワコンからってのが一番の理由だと思う。

あとアカウント制じゃないのでどれが本人か分かりづらいってのもあるでしょう。IDとかトリップとかは限界あるし。

変な規制が増えたせいで一人が同じスレにたくさん書き込めなくなったってのも大きい。

その点ザ・インタビューズ回答者質問者がはっきり分かれてるし、たぶんまともに回答ができなくなるような制限もない。

ブログYoutubeニコ動なんかと違って双方向コミュニケーションを容易に取れるので、リークも捗るかもしれません。

ただまあ、ザ・インタビューズの運営がどこまで信用されるかにもよるかと。国内サービスからね…

炎上

今まで挙げたようなアカウント特に、当然炎上危険性を大きくはらみます

ただ2chTwitterとかと違って、回答者が答える質問を選べるし、選ばれなかった質問が表に出ることもないので、炎上はある程度コントロールできます

が、ついかっとなって答えなくてもいい質問に余計な回答を入れて炎上というのはありそう。

なんせ質問者匿名なのでどんだけ回答者を煽るようなことを書いても批判を直接受けることはないし完全に安全。ここは2chと同じ。

そしてユーザーは大抵Twitterもやってるので、炎上はよりダイレクトに意思疎通ができるそちらに波及するでしょうね。

燃え尽き症候群

燃え上がると言えばこっちも発生するでしょう。

既出、あるいは同じような質問、心をえぐる質問、やたらと長文を要求する質問、モラルのない質問、質問爆撃(同じ人が同じ人に嫌がらせ目的として無難陳腐な質問を大量投下。これシステム上防がれてるのかな?)、バトン(これ今は多分ないけどそのうち出てくると思う。mixi流行ったアレね)、馴れ合い、等々でだんだん疲れてくるでしょう。

そのうちに質問者ひいては自分の周囲の人物への疑心暗鬼なども生まれることでしょう。

おそらく多くのアクティブユーザー特に質問がたくさんつく有名人アカウントは1年以内に放置、休眠状態になると思います

過疎

これは燃え尽き症候群の逆。要するに誰も質問してくれなくてつまらいからやめちゃうというパターン

このサービスは確かに、誰もが誰もに質問できるサービスではあるけれども、きっと何者にもなれない誰かに質問して楽しいか、という話です

有名人友達がたくさんいる人、ぶっちゃければTwitterフォロワー数が多い人以外はあんまり質問つかないんではないでしょうか。

もちろん面白い回答をつけまくってファンを増やすのはありでしょう。でもそんなことができる人物は大抵すでに他のコミュニティで人気者なんですよ…

といって、システム自分自身に質問はつけられないので自作自演はできない。複垢とってまで自演してもむなしいだけ。

まあバトンみたいな質問量産体制ができたら質問数は増えるかもだけど、mixiと違うのは質問者が誰か分からない点。

誰だかわからない人物の汎用質問なんて答えて楽しくないんじゃないかね。たぶん3つのデフォ質問に回答するのと同じ気分になると思うよ。

【総括】

ザ・インタビューズは3か月~半年くらいは他のSNSがたどった道をたどることで盛り上がるけど、やはり同じようにその後は徐々にさびれるんじゃないでしょうか。

とても普通の結論ですけども。

逆にずっとそれなりに流行った状態を維持するには、いかに良質な質問をうまく分配するかにかかっていると思います

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