はてなキーワード: 娯楽雑誌とは
常に新しい若者を取り入れて、既存の若者には「さっさと卒業しろ」で追い出していくタイプの商法とは別の道を辿ってるんだよ。
スープストックトーキョーが「お客様のライフスタイルの変化に合わせて」として自分たちがキャッチした特定世代の顧客を太客として経営方針の軸に選んでいたけど、アレと同じ方向性。
逆に若者を回転させて老人を追い出してる代表が『こどもチャレンジ』『スタジオアリス』辺りかな。
年齢層が上がると勝手に離れていくという消費者主導の卒業だと『アンパンマン』『Youtubeの熱病時の悪夢みたいな動画』なんかが当てはまる。
ラノベはモラトリアムをターゲットにした巨大な踊り場みたいなコンテンツなわけだが、今の中高年はここに居座る傾向が強いからそこをターゲットにするのは有りだと思うよ。
「新規顧客が来ないから商業として滅んでいく」みたいなのは、そもそもラノベがコンドラチェフの波を超えられるのかということを一度検証しないことには議論として意味を成さないと思う。
そもそも媒体の性質としてコンドラチェフの波を超えられないのなら、100年後を見据えて無理して死ぬよりも、ひとまず今の数年~せいぜい10年後に生き残れるかどうかを生存政略の核にすりゃええんとちゃうかなと。
たとえばパルプマガジンは現代の大衆娯楽雑誌の原型ではあるけど、あれそのままの形が現代に息づいているかと言われたら多くの人が「時代に合わせた変化を繰り返しすぎて、もうその名前で呼ぶべきものは残ってないと言って良い」という結論に落ち着くんじゃないか。
今ライトノベルと呼んでいるものが次の50年を生き残ると本気で思っていますか?というか生き残らなければいけないのですか?まずはその前提をちゃんと整理した方がいいと思う。
時代の中で消えていくのなら、その形として「新規顧客の獲得に迷走して誰からも愛想をつかされ消えた」よりも「既存顧客と共に限られた寿命を生きる道を選んだ」の方がええんとちゃうかなと。