「プレアデス星人」を含む日記 RSS

はてなキーワード: プレアデス星人とは

2015-10-22

魔法少女、そろそろぐるりと回って一周した?

来年プリキュアが「魔法かいプリキュア!」になるらしいとのニュースを聞いてなんとなく思ったこと。

魔法少女モノもそろそろ一周まわって原点に回帰してきたかな?ってこと。


まあ魔法少女定義とかから話し始めたら本当にキリがないので最近の話しかしないんだけど。

21世紀魔法少女を語るのに外せないのは「プリキュア」「なのは」「まどマギ」とかかな。あと邪道魔法少女とか。

少女漫画ものとか「ジュエルペットてぃんくる」とかもあるけど、本当にキリがないので言及しない。)

00年代に入ってきて魔法少女ってのはその概念をひたすら壊され続けてきたと思うんだよね。

深夜アニメ全盛の時代になって、それまでの少女向けってのが少なくなってオタク層向けの作品魔法少女モノの主流になったのが大きいのかな。

少女の憧れとしての魔法少女じゃなくて、エンターテインメント装置、つまり「設定」としての機能が重視されるようになったというか。

その典型的な例が「魔法少女まどか☆マギカ」で。

いわゆる「視聴者を裏切る」ってやつ。設定を利用してどれだけ衝撃的な展開を作り出せるか、みたいな。

社会現象、とまでは言えないかもしれないけど、確実に「まどマギ以後」っていう作品はあると思う。

結城友奈は勇者である」なんてまどマギがなければ絶対に生まれていなかった作品だと思うし。

完全に二番煎じだと思われることをわかっていて、それでもあえてやって、さらに高評価を得ることが出来たという稀有作品。素直にすごいと思う。


それで、冒頭の話に戻るが、「そろそろ一周するかな」っていうのを考え始めたのが今年の「放課後のプレアデス」という作品を見たときで。

この作品は、魔法少女でありつつSFジュブナイルでありつつ、という感じの「衝撃的な展開でびっくりさせる」タイプじゃない作品なんだけど、

これに対する視聴者の反応が興味深かったのである

プレアデス星人と名乗るマスコットキャラ的な存在がいて、いわゆるまどマギでいうキュゥべえみたいな立ち位置なんだけど、

視聴者諸賢は「いつ裏切るかな」と疑惑の目を当然のごとくプレアデス星人に向けていたのである

魔法少女になることで支払うことになる代償はなんだろうなあ、と自然に考えてしまっているのである

この時点で自分は「ああ、もうこういうのは陳腐化したんだな」と思った。

こういうの、とは魔法少女の設定を利用して衝撃的な展開を作ることである

放課後のプレアデス」という作品は、実際は少女たちの成長を真摯に描いた作品だったわけで。

しかももともとこの作品は「まどマギ」と同時期くらいにはプロジェクトが進行していた作品で、べつに「まどマギ」へのアンチテーゼとかは全く意識されずに作られたものだったのである


そういうときに「魔法かいプリキュア!」である

プリキュアは、00年代以降の混沌とした魔法少女モノの中でずっと少女向けの王道を突っ走ってきた存在である

はいえ、セーラームーンなどからの流れの「戦闘魔法少女」的な感じで魔法少女といっていいのかはよくわからない感じなのだけども。(プリキュアファンには大抵魔法少女じゃない、と怒られる)

そういう作品が本格的に魔法少女モノをやるらしい、と聞いたらなんとなく原点回帰とかを考え始めるよね。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん