2024-08-29

メンヘラの果て

このあいだ、母にこう尋ねられた。

「おまえ、外出るときローション持ってってんの?」

んな、バカな。と思う前に、

しまった」

そう、感じた。

買ったおもちゃから、ローションだけ取り出して捨てるはずが、ポケットに入れたまま忘れていたのだ。

そのとき適当にやりすごした。さあね、とぼけるように。

自分限界について、強く感じている。もう生きているのが困難だな、苦しいな。主治医には、

理由は、あるでしょうか……?」

と、言われても毎年おもい当たらない。

完全におもい当たらないわけではなく、借金だとか、交際関係だとか、こうやって精神状態が悪くなると、この二つがだいたいおかしくなる。

借金は、お金が親管理になってから、いっさいのお金を渡されなくなった。ほしいものは、親にお願いするしかない。親は嫌そうにグチグチ言って、買う。あとは、何か売って買うしかない。

親は、あるときお金についてのやりくりを、自分お金を渡す方向で提案してきた。それは好条件で、よいやり方だった。でも、自分は親とお金の話をしたくは、ないのだ。どれだけ好条件でも、話をしたくないのだ。私は、今年も借金をし、150万くらい、いった。

ものを買う自分を止めることができない。Kindle本を買う。あの作家はあるのか、あの本はあるのか。ポチポチポチ……。気づくと、三万くらいはなくなっている。何故?

次の日、Kindleを眺めて、私は

「昨日の私は、いいラインナップを買ったな」

買った本を覚えていないから。

だらしない。私は、だらしない。なのにどうして、毎年ちがう交際相手がいる。どこに惹かれるのか、いや、私がだらしないからか。そうか。

中学から連絡を閉ざす癖があった。いや、私としてみれば、もうあなたと話したいことは、何もないのだ。もうなにも考えられない。

ごめんなさい。

そんなことを思っているのか?

からない。

本当に、わからない。

あなたはどうして私のことがそんなに好きなの?

私は今年、はじめて死にたくて死にたくて、頭を抱え、頭をベッドに押し付け、呻き続ける体験をした。

と、思っている。

たぶん、これまで生きてきて、こんな体験はしている。

じゃあ、どうしてそう思っているのか。

その頃とは違う、つよい苦しみを感じているからだろう。

なら、どうして?

わかりません。

精神的に異常がある。病院で診断されたさい、死にたくてしかたなかった。いまとは別のしかたで。しかし、生きるならば、障害年金だの生活保護だの、そういった支援のもと、生かされるんだと思った。かたや、もう生きるのはラクだ。かたや、国は人を生かしたがっている。と思った。

はじめに書いたエピソードが、ここ数日、死にたくなると思い出す。

外に出て、たばこやらを買うと、近所に友達の家を見つける。けっして比較しているわけでも、ひがみでも、自分を下げているわけでもない。けれど、私は、もう、どこに出ても恥ずかしい人間なんだ、と思う。

同窓会に呼ばれたことは、一度もない。成人式に行かなかった。だから当たり前だとおもう。

ネットで見ていた、2chとかの、こういったことを話している人を

「そんなんあるのか」

と、思っていた。

中学で、いきなり変にグレた友達をみて

「こいつは成人式にも行かないし、同窓会にも呼ばれないだろうな」

と、思っていた。

でも、なにかしらのSNSは、当時の友達と繋がっているのだ。

私には、それをできるほど、友達との関係を、いい加減にできなかった。

違うだろう。大好きな友達しか会いたくないんだろう。

しかも、大好きな友達とも会えなくなる時があるだろう。

話すことも苦しくて、一挙一動に責められる可能性があると考えているだろう。

会えないんだ。喋れないんだ。苦しいけど、なにが苦しいのかわからない。

あのころから、ずっと変わらない。

助けてと言えない。いう理由がないんだ。

ながれるままに、おなかがすいたから、ご飯を食べるように、死にたいんだろう?

死にたいんだ。

そうなんだ。

私は、3日に一回くらいは、夢に小学中学友達が出てくる。

恩師や大好きな友達出会う。

そのたび私は苦しい。

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