ごく普通のOLをやっていた女性が異世界に転生して料理で無双するジャンルがあって、私はそれが好きなんだが、読んでて違和感があるところがあるので書いてみる。
一応言っておくと、別に否定してるわけでなく「…………ん?」って思う程度なんだが、モヤモヤしてるのもなんなんで吐き出してみる。
少し前提を話しておくと、異世界料理系はガチなプロなシェフが転生するパターンもあるが、私が好きなのはちょっと料理好きなOLが転生したパターンだ。平和だし。
で、(言い方は失礼かもしれないが)なんの特技もないOLが転生しただけでは料理無双ができないので、転生先の世界は料理の材料も豊富だし、料理の器具もそろっている、しかし料理そのものに興味がなく料理が不味い世界であることが多い。
料理に興味がないので、例えばレシピ通りに調味料を測ったって入れたり、火加減を調整するのが苦手(適当)で、そこを転生してきた主人公がアドバンテージを効かせて美味しい料理を作って皆を驚かせたりする。
が、この描写のところで、たまにワインがでてくる。そうするとスゴい違和感を感じる。この世界は美味しいものを食べるのに興味がない世界じゃないのかよと。
ワインなんて作るのがクソめんどくさいを作って嗜む文化はあるのに、パンはカチコチ、魚は丸焦げは一体どんな人間性なんだ…と疑問を感じてしまう。いや、ワインもただブドウを絞ったものならいいけど、付属としてワインボトルや、ワイングラスがでてくる。ワイングラスなんて、美味しくワインを飲みたいってモチベがないと作られないものなのに料理だけは下手…なぜだ…
異世界の世界は基本ナーロッパなので、そこには王様がいてお城がある。話が進んでいくとよく王宮料理人との話があるのだが、ここも話を作るのが難しい。
王宮料理人は一般的な料理人の中でも指折りな料理人がなるわけで、ここでもう明確に料理が上手い・下手という概念が発生してしまっている。
とはいえ、王宮料理人がものすごい料理を作ってしまっては主人公が無双できない。それでいて、一般料理人よりは料理が上手でなければならないので、結果、王宮料理人は下処理や、魚を捌くのが上手…しかし仕上げで丸焦げにしてしまう…というチグハグな描写になってしまう。
いや、そうはならんでしょうっていう…料理を上手く丁寧にって概念はあるのに、あと一歩!あと最後!なぜ魚を焦がす!!ってなる。ある日偶然焦げずに奇跡的に上手く焼けて、食べ比べてみたら、あれこっちのほうが美味しいぞって歴史はなかったのだろうか…
ついでに王国編は、お城の描写が多く、パーティーなんてした日には綺羅びやかな外装なのだが、なぜこの美しいものを美しいと感じる心はあるのに魚は丸焦げにするんだ…と違和感が半端ない
わかる!あーーーこれよこれ。日本人の味よー!ってやりたいんだよな…たしかに昔は味噌は各家庭で作っていたかもしれない。
だけど、さすがに材料がそろっている世界だとしても米麹とかそういう系は作るのが難しいんじゃないかな…まぁ味噌汁は美味しいけどね
ちなみに海外在住日本人は自家製納豆を作りがち。醤油は日本製にこだわりがち。
ワイン作るの面倒か? ワイン潰してほっとくだけやぞ
ぶどう食うだろ なんでほっとくんだよ
ワインとビールと蒸留酒は、地球においても紀元前からある酒なので、ナーロッパでも古くからあると思うぞ。
同じ様な材料が手に入る事 食文化が発達してないのはまだ良いとして味覚から未発達だったりする事
バカが書いてバカが読む物に整合性を求めるな