2023-08-10

オタク差別がなくなったという幻想

オタク差別なんてなくなったのに、40代以上の世代が依然オタクバッシングをしてくるという話

2010年代以降なくなったのは、アニメアイドルオタクへの差別でしょう

しろ、鉄オタ、とりわけ撮り鉄への差別は入れ替わりに激しさを増してる

キモくて周りに迷惑をかけているのだから当然だと思われてるがその認知差別のものなのだ

キモくて迷惑をかける存在(と思われてるもの)は差別されるのだ

オタクによる同族嫌悪とかそういうのとは別の感情

40代以上にはアニメ/アイドルオタクキモくて迷惑をかける存在という意識が残ってるので依然バッシングをするのだ

かつて宅八郎というベタっとした長髪で眼鏡をかけて紙袋マジックハンドをもってアイドルを追い掛け回す、オタクカリカチュアとしての存在があった

連続幼女誘拐殺害というおよそ許されざる禁忌おかし宮崎勤から端を発したオタクイメージ象徴……80-90年代にはオタクは今の撮り鉄同様、(実態はどうあれ)気持ち悪くて迷惑をかける存在だったのだ

しか00年代中川翔子の登場からオタク趣味公言するアイドルなどが増え始め、2010年代以降は世代交代が進むにつれオタク趣味キモくて周りに迷惑をかけるイメージが徐々になくなっていった

2020年宅八郎が亡くなったことは、キモくて迷惑をかけるオタク消滅した象徴であるかのような出来事であった

しか宮崎勤事件宅八郎ムーブメントがあまりにも強烈だったゆえ、それを知る40代以上はいまだに「キモくて迷惑をかける」存在としてのオタクの悪いイメージが消えていない それだけの話だ

入れ替わりに差別がはげしくなったのが撮り鉄

90-00年代頃までは根暗趣味ひとつではあったが、今ほど悪いイメージはなかったと思う

宅八郎のようなカリカチュア化された存在はいないが、迷惑行為の動画拡散という10年代以降のネットムーブメントにより急速にイメージ悪化していく

そしてかつてのアニメ/アイドルオタクから撮り鉄に「キモくて迷惑をかける存在」というイメージシフトしていった

繰り返すが「オタク」が差別されているのではない

キモくて迷惑をかける存在差別されているのだ

それは実態がどうとか、同族嫌悪だとかはほぼ無関係

作り上げられた世間イメージ差別を生んでいるのだ

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