緊張する、誰かに見られてたら…とドキドキするかと思ったら、フッツーにできた。どうってことなかった。
入店時は、小学生の男の子がキッズスペースで散髪されている以外お客さんがいなかった。
発券機で1200円を投入し、近くにいた人にカードを渡すとその人が担当の人だった。
まごまごしていたら「初めてですか?カラーとかセットとかしませんけど、大丈夫ですか」と確認された。
大丈夫です、と答える。
席に座ると、雑誌はないどころか、モノを置く棚すらなかった。
でかい鏡がデーン!とあるだけで、そこに張り紙で会話を控えるように書いてあった。
安心。
今日はどうなさいますか、と聞かれたので、予め探しておいたヘアスタイルをスマホで見せた。
「後ろはこうして、横はこうして、顔回りと前髪はこうしてください」
「この髪型はアイロンをかけないとこうなりませんけどいいですか」
と確認された。つまり、今日はアイロンをかけないのでこういう仕上がりになりませんよ、という確認だ。
今日は帰って風呂入って寝るだけなので「大丈夫です」と答えた。
シャンプーはないので、きりふきで髪を濡らしながら切っていく。
そういや子供のころ、格安カットの店があったが同じく霧吹きで濡らして切って1500円くらいだったなぁ…と思い出した。
そんなことをつらつら考えていると、カットは終了。
うわさに聞いていた、掃除機のホースを上の戸棚からニューっと伸ばし、髪を吸い取る。
鏡で後ろを確認。
ただ、伸びて退色したカラーそのままで1日活動した髪を霧吹きで整えて切っただけなので、ヨレっとしていた。
とても現実的な仕上がりだった。
「アレンジしたときに動きが出るようにしたいのですがすいた方がいいでしょうか」
と聞くと、
「すいた方が動きが出せますが、その代わりまとまりにくくなります。アイロン使ってますか?」
と聞かれた。
たぶん、髪触った感じアイロン使った感じがしないからだと思う。
「たまに」
とうそをついた。本当は、昔使っていたが今の髪型になってからは使ってない。だからこれから使う予定、だ。
結局少しだけすいてもらうことにした。すきばさみでざくざくと。
美容室の人が「すきばさみだとはねてきちゃうから、軽くしたいなら内側を減らすようにオーダーした方がいい」と言っていたのを思い出したが、まあいいかと思った。
カットが終われば、支払いは済んでいるので席を立ってそのままありがとうございました~と見送られて終了。
仕上がりは満足だ。
・オーダーは画像を見せて「これと同じにしてください」、そのあと美容師からの質問に答えて説明の方がよかった。
・ミディアムからショートへなどの大きな髪型変更は、時間がないので美容室で時間をかけてやるのがお互いのため。