蓋を開ける工程が増えているだけであり、全く不条理な改変である。
新しい蓋は明け口が2つあるが、これはUX上問題があると思う。
増田としては次の3点が複合的にその使いづらさを生み出すと考える。これらのほかにも要因はあるかもしれないが、十分に説明のつく範囲の項目であろう。
従来の開け口はガイドに対して垂直に開ければよくその動作に非合理性はない。開け口をつまんで真っすぐ引けばよいだけである。
ところが、新デザインにおいては斜め方向となっていて開け口のつまみ部分とガイド左右端の距離が異なるため、微調整が必要となる。
この蓋に不慣れな私のような若輩者の場合、念のためにパッケージに記載される説明に目を通して少しでも事前のミスをなくすように努めることが好ましい。
なるほど蓋には「お好きなタブ(開け口)からはがして、両方でとめる」と丁寧で簡潔な説明がある。
ところが、この指示に従うと1点目に挙げた問題と直交する現象が起きる。
ガイドは2つの開け口の中心から垂線を下した形の位置にのみ存在しているため、「お好きなタブ(開け口)」から開いてしまうと選択しなかった開け口にスムーズな開封を阻害されてしまうのである。
私が不器用なことは否めないが、このために旧パッケージでは起きえなかった蓋の裂傷が起きてしまった。
また、これは結局のところ次両方の開け口から開かねばならないことを意味する。
上記2点を総合したところ、どうやら両方の開け口から慎重にガイドまで開けることを想定したインターフェースであることが分かった。
この時点で明確に食べる準備の手順が増えているのだが、ここで述べたい問題としてはパッケージ変更の主目的の一つである「フタ止め感」である。
カップ麺の蓋不要論も存在するようだがそれは今回の話からは除外するとして、止めるためのトリガーが2点増えたとて特に「前よりも蓋をちゃんと止めているぞ!」とは微塵も思わなかった。
日清は苦心してこのデザインを設計したのであろうが、明確な失敗である。そうでないなら押し付けがましい定性的な改善というものではなく、定量的な効果を示してほしい。
以上、むかついたので書きなぐった
んなもん「ビニール減らしてすごーい!!」って言われるためにやってるだけなんだから 使用感とか誰も気にしてないよ。