女性向け二次創作界隈の雰囲気に慣れてるせいか、男性向け二次創作界隈は隠れなくていい、二次創作で稼いでもいい、二次創作は原作のファンアートどころか原作に愛がなくてもいい雰囲気のオタクが文化へのリスペクトないなと思う時がある。そういうのが表現の自由を不自由にさせることに繋がってるんじゃないかなとも。
コロナもあって、同人誌のDL販売は仕方ない節もあるのかなと思えるようになったけど、ファンボックスやリクエストを二次創作で使うことには嫌悪感がある。DL販売の件とあわせるとダブスタでしかないけど、それでも権利者が許可した作品以外の二次創作で単なるファンが能動的に利益を受けようとする姿勢をとるのはやっぱりおかしい。
何かの作品で公式が抱き枕?を出すことに対して、公式が利益を独占するなと言った人を見たことがある。ただの消費者でしかないのに気持ち悪いと思った。
そのキャラクターが本当に好きなんだなと勝手に感じる作者の二次創作は好きだけど、一次創作と同じ立ち位置ではないと思う。個人的にはキャラが好きというより、キャラを使って儲けたい、ネタや性欲の吐け口以外の考えは無さそうと感じた作者の二次創作は色褪せて見える。
二次創作イコール原作が好きな人とキャラを使って儲けたい、注目を浴びたい人が分けられないのが一番の問題だと思う。原作で描かれたキャラの生き様が好きでファンアートよりの目線で見ることが多い分、後者の人だとわかってしまう二次創作にあたると残念に思う。
原作の企業が二次創作から利益を受け取ることも黙認ではなくなるとのことで、できない場合があるらしいと聞いたことがある。公式に対して不信感がある、金を払いたいと思えるコンテンツがないから公式に金を落としたくない、落とさない消費者の心情はわかる。金も気力もなく二次創作を受動的に見るしかない状況もわかる。
それでも文化、コンテンツ保護として公式の尊重をするのは二次創作には欠かせてはならないものではないのだろうか。コンテンツ消費のペースが昔に比べて速くなっている現状、非常に難しいことになっているのだろうか。そうであるなら悲しいものだ。