2021-07-11

私がしていたのは恋愛じゃなかったのかもしれない

27歳、独身女。

私の恋愛遍歴を知ってる人に言わせればモテている方らしいが、この歳まで一度も結婚ができなかった人間モテているとは言えない気がする。

 

多分、大抵の人間はそうだろうが、顔を見たらなんとなく自分と仲良くなれそうな相手がわかる。

思い込みかもしれないが、今のところこの勘が外れたことがないから信じてる。

仲良くなれそうな異性が自分好意を抱く方法も熟知している。

 

大体、相手大人しそうなオタクゲーム趣味。私はゲームなんてリングフィットアドベンチャーデレステくらいしかやらないけど、「Steamセールが〜」とでも話しかけたら食いついてくる。

steamわかるの!?そんな女の子はじめて!」

と目を輝かせたらこっちのもので、すぐ心を開くモードになる。

そこから自己開示しつつ、無邪気に会話しているだけで彼らは恋愛モードになってくれる。ちょろい。

 

リードすることが苦手な彼らをデートホテルで私がリードしてあげれば、勝手依存してくれるようになる。

まあ、普通の女みたいに駆け引きしないし、セックスしたいなーと思ったら相手に伝えるし。楽だよね。

私は何人から「こんな楽しい女性ははじめて!」と言われただろう。

でも、結婚相手には選ばれない。

 

そもそも、私は彼らのことが好きだったのだろうか。

私にとっての恋愛ピークは終電をわざと逃してラブホテルに泊まる夜で、部屋へ向かうエレベーター内で手を繋いでる時に寂しくなる。

これ以上のピークはなくて、あとは下がるばっかり。

結局、自分好意を向かせることが楽しいだけで、好きではないんだろうなあ。

 

私にとって一番キラキラと輝いている記憶は、付き合った男ではなく、令和になる瞬間に終電を逃して道頓堀を男友達と歩いている時だ。

 

時間とかそれ以上ずーーっと話して、ゲラゲラ笑ってから、令和になるねって話になって、「こんなとき面白い人が見れる場所があるから、見にいかん?」と聞かれて道頓堀に行った。

 

道頓堀ではなぜかスピッツチェリーを大声で歌う若者たちや、コスプレした人たちがいて、「馬鹿だなあ」とゲラゲラ笑いながら歩いた。

歩き疲れてもホテルなんぞには入らずに、閉店まで鳥貴族で飲んだ。

 

とても楽しい夜だった。

はいわゆるチー牛顔だし、モテる方ではないようだけど、こんなにぴったりと話が合う人間がいるんだなあ、としみじみと思えた人だった。

から何かあったわけじゃなく、今でもただの男友達だ。

 

恋愛はこんな宝物みたいな時間連続なはずで、普通の人たちはそうやって思い出を積み重ねているのだろう。

それに比べて私はなんだ。

相手依存させたらゲームクリアじゃないんだぞ。こんなの愛でも恋でもない。

 

27歳になって恋愛がわからなくなった。

本当はもっとキラキラとした恋がしたい。自分のことを振り向いてくれそうな相手を振り向かせるのではなくて、好きな相手に振り向いてもらいたい。

 

まあ、もう無理なんだろうけど。

  • そのチー牛と恋愛する気にならない理由を突き詰めると何か分かりそうだな。何が理由なんだ?顔?

  • あきらめんなよぉ!!! 道頓堀行の終電列車に駆け込むんだよ!!!

  • 増田、男を手玉に取ってるつもりかもしれないが、やらせてくれるただの都合の良い女なのでは…

  • 容姿は平凡以下とみた

  • 本能で欲望を満たそうとするレイプ男と同じだね。

  • これは私の体験談であって元増田に当てはまることではないかもしれない 私は自己肯定感がゴミみたいに低くてその肯定感を少しでも上げるために出来るのが男と寝ることだった 女とし...

  • 恋愛は相手のこと尊敬してないとできないよね。

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