今、20~30代の年収のボリュームゾーンは中央値420万くらいで、300~500万の間に収まってる訳だけど、彼らの大多数は、大学に通ってんだよね。
年間100万~+仕送り120万あたりを4年間使う程度の経済力を親も持っている。
塾にも通ってるだろうし、大多数は新聞配達など児童労働のために勉強する時間もなかった、なんて家庭ではない。
これで結果が出ないなら、本人が無能なだけ。
・増田は「大多数は」ってしきりに言うけど、日本の大学進学率ってせいぜい55%なのよね。
参考)https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2019/08/08/1419592_1.pdf
自分が貧しいのは社会のせいだなんて言ってる奴らの90%は、単に無能なうえに怠惰に生きて来ただけだよ。
「俺が貧しいのは社会の問題だ。政治が悪い」と言ってる奴の圧倒的多数は、行くだけ無駄だった私立大学や専門学校の学費を払える家庭に育ってる。
「俺が貧しいのは社会の問題だ。政治が悪い」と言ってる奴って、だいたいは増田が言及していない(無視している?)45%のほうにいるんじゃないかな。
・大卒(55%)についても、「これで結果が出ないなら、本人が無能なだけだ」と増田は言うけど、日本人の平均年収って90年代前半をピークに減少に転じて、ここ数年少し持ち直した程度なんだよね。要するに、いつ育っていつ就職したかが年収にあからさまに反映されている。
もっとはっきり分かる例を挙げるなら、このコロナで就職難になる新卒について考えてみればいい。その人たちはコロナ前に楽勝で就職していた世代よりも無能で怠惰だから就職難になるのかな?能力や勤勉さより、生まれてきたタイミング、就職するタイミングがあきらかに物を言っているよね。
参考) https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/2017/documents/useful2017_21_p304-348.pdf
・増田はなぜか日本と他国を比較しないけど、例えばミャンマーの人たちが日本の人たちと比べて相対的に貧しい傾向にあるのは、ミャンマーの人たちが無能で怠惰なせいだと思う?おれはミャンマーの人たちと日本の人たちの年収の多寡の違いを生んでいるのは、基本的に単に生まれた場所とタイミングによるものだと思うけど。
日本人の20~30代が今の年収なのは、その人たちが20~30年前に日本で生まれて日本で育って就職したからで、結果としてミャンマーの人たちよりは裕福で、親世代と比べれば貧しい。それは無能や怠惰が原因ではなくて、繰り返すけど、20~30年前に日本で生まれて、日本で育って就職したから、だ。個々人で見れば、それに加えて誰から生まれて誰に育ててもらったかなどが影響している。