『オタク』という局所的な層を狙ったPR自体はマーケティング的に悪くない。
おそらくこの企画がアツギではなくもう少しマイナーな企業のものだったらここまで炎上しなかったのではないだろうか。
この令和の時代、オタクは局所的ではない!というツッコミもありそうだけど、分母が『アツギのタイツを履いたことのある人』になると話は別。
タイツやストッキングを履かざるを得ない立場の人なら、まずアツギの商品を買ったことがない人なんてほぼほぼいない事が分かると思う。
うっかり移動中や仕事中に電線させてしまいあわててコンビニに買いに行くと大抵そこにはアツギの製品が並んでいる。
この件についての反応を見たが、Twitterはオタクばかりなのにこういう時だけ騒ぎ立てるのはおかしいという呟きを見かけた。
確かにTwitterはInstagram等に比べたら圧倒的にオタクが多い。
ただ、写真の添付が必須ではないチラシの裏の様なTwitterを気に入って使っているオタクではない人も沢山いるということを理解しておいた方がいいと思う。
ただ、それを快く思わない人も世の中には沢山いるんだよ。
そしてそれを大企業の公式アカウントがしてしまったということが大問題なんだ。
中の人が件の絵師さんの大ファンなのは問題ないよ、人の趣味嗜好はそれぞれだから。
ただ、RTや感想ツイートを公式アカウントからするのは違うよね。
アツギのアカウントをフォローしている人は『中の人個人』ではなく『アツギの公式アカウント』だと思っているんだから。
今回の件、棲み分けが上手くいっていればあなたの好きな絵師さんのイラストに批判のコメントが大量に付くこともなかったかもしれない。