何故か知らないが、ある程度の付き合いのある人の一部が、自分とある程度親しい友人として付き合うと狂う。
多分自分に問題があると思うんだが、他の人にとってはいい人のまま、こちらにだけ牙を剥く。
牙を剥かれるとこちらも辛いし嫌なので、最初はやんわり注意する、ただ流石に我慢できないラインを超えるとキレる。
正直傷つく。平穏に過ごしたい。キレたくなることをされたのはこっちだ。
性格がきつい自覚があるので、なるべくキレたくない。なので、最初は言葉と表情のニュアンスで、嫌なことはやんわりと注意する。
そして、その段階でわかってくれる人の方が遥かに多い。だから嫌だということが、伝わらないような言い方ではないと思う。
ただ、されたことを列挙すると、周りは「いやそれはキレるし逆ギレする方がおかしい」と納得してくれる。なので、自分の感性がおかしいわけでもなさそうだ。
自分もここまで何度も何度もあると不安になるので、色んな人に意見を聞いた。ありがたいことにこちらの話を聞いてくれて意見をくれる人は少なくないし、割と年齢も性別もバラバラだと思う。
されたことにキレ過ぎて自分の認知がおかしくなって、経緯を説明する仕方にバイアスかかってるのかと思ったこともある。
ただ、やり取りのスクリーンショット撮ってそのまま見せた時も反応はありがたいことにこちらが間違っていない、と言われるだけだ。
仲裁に入ろうとしてくれた何人かは、スクリーンショットを見て、嘘でしょ、こんな大人気ないこと言ってたの?と絶句していたこともあった。
狂う人がキッズなわけではない。皆大概おっさんとおばさんだ。自分もどこに出しても恥ずかしくないおばさんだ。
でも元友人達はどこからどう見ても普通なのだ。そんなおかしいところはない。狂わない人と付き合いだして違いはない。
でも、こちらと一緒に過ごすうちに、突然、こちらにだけおかしくなってしまうのだ。付き合いの長さは関係なく、突然なんの前触れもなく狂う。
徐々に狂っていくので、つい自分も気がつくのが遅れるのが多い。
そして狂ってしまった人は、決して元に戻らない。
酷い人は、キレて他の人にまで同じことをし始めてしまう。程度の軽い人でも、周りが、何やってんの?と呆れるほど幼稚なあてつけをする。
周りは、君が優しそうだから、この位はなんとか許してくれそうって思ってるんじゃない?と言う人が多い。
全然自分は優しくない。怒りっぽいし、好き嫌いは激しい。腹も黒いし、悪口大好きだ。怠け者のくせに負けず嫌いで、チヤホヤされてないと気がすまない。
狂っていない友人たちは、まぁそうだね、と言いつつ何だかんだ自分の良いところをその人たちなりに見つけて仲良くしてくれる。素直にありがたいし、嬉しい。
だから少しでも人に好かれたくて、いや嫌われたくなくて、努力はしている。外面だけはいい。
ただ狂う人たちは、外面だけを知っている程度の当たり障りのない付き合いではない。割とこちらも心を許して、どうしようもない面も幾つも曝け出してしまっている。
だからこそ、傷つく。剥き出しに近くなった心に傷が入る。
謝ってくれて、ちゃんと直そうとしてくれるなら、まだ許せるのに。と言うか、その段階でキレるようにしている。
本当にキレてしまうと、自分でもドン引きレベルに手がつけられなくなる自覚はあるのだ。暴力は振るわんが、口が。
……およそ1年ぶりの出来事である。大体1〜3年ペースで誰かしらが狂う。
喧嘩になった理由は分かっている、このまま謝るつもりがなくて改善しないなら許すつもりはない。それでいいと思っている。それだけのことはされた。
向こうが馬鹿馬鹿しいあてつけをしているところも、またそのとおりだ。
ただ、私に対してそんな狂った行動をとった理由は分からないままだ。
そして傷ついた心は癒やされぬまま、眠れなくて悶々としている。
あと何回、自分の人生でこれが繰り返されるのだろうか。正直、またかと揉め事に慣れてしまった自分がいる。
それでも慣れるのは立ち直りが早くなるだけで、傷つかなくなるわけでも浅くなるわけでもない。
流石に疲れた。