Wikipedeaによると、ここ100年くらいの間にスペイン風邪から数えて6回のパンデミックがあったそうな。
スペイン風邪、アジア風邪、エルトールコレラ、香港風邪、A(H1N1)pmd09(新型インフルエンザ)、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)
かつての感染症と違って、現代の感染症のほうが現代医学で制御できると思ったりもした。しかし、制御できるどころか、現代医学の発達以上にヒトの移動の激しさと、都市の人口密度によってかつてない速度で世界中に広まっている。
今回のCOVID-19が単年で終わったとしても、数十年に一度は違う感染症でパンデミック騒ぎはあるのだと思う。そして、COVID-19が単年で終わることもないように思う。
けっこうな対策費を計上するわけだが、来年も再来年もその額を出すのは不可能だろう。
今年制御出来なかったら、来年、再来年はもっと悲惨なのだ。日本も中国のようにヒト、モノ、カネを躊躇なく使うべきだと思うのだが、まあそれはいい。
人口が多い都市の閉鎖が毎年のように起こったら、都市で生活することをリスクと感じ地方を好む人も増えるだろう。
お金があっても、タワマンより、戸建ての豪邸に住みたくもなるだろう。
そういうわけで、東京大阪から地方都市へ、地方都市から地方の小さな市町村へ、人口が流入すると思う。
地方に仕事がないとそんなことは起きえないと思うかもしれないが、地方に仕事も増える。
こうも簡単に予測不能に工場が止まると、大きな工場を一か所建てて全世界へ出荷するというのも難しくなる。必然的に、工場の数は増える。
今よりもっともっと、部品や材料の供給元の数は増やされ、世界中の中小の町工場も潤う。
小売りだって、イオンのような大型店の一人勝ちじゃなくなる。感染症が蔓延していて、一人の感染者が出ると、二桁三桁の濃厚接触者が出るような大型店は営業がままならない。
人は生きているのだから、生きてる限りなにかしらの消費はする。そのための生産活動がある。腹が減ったら飯を食うし、機械が壊れたら買い替える。経済活動がなくなるわけじゃない。