私には長年付き合っているかなり年上の男性がいる。しかし、彼が不特定多数の女性の関係を持ってきたことが最近になって明るみになった。
心が耐えられなくなった私はふとしたきっかけでそれを同僚の女性に話してしまった。彼女は、私に「そんな奴はやめて別の人を探せばいい」とさらりとアドバイスした。そして、スマホでさくさくっとLINEの操作をしたと思ったら知人の男性を紹介すると言ってくれた。なんというスピード感だろうか。私は圧倒されてしまい、あれよあれよという間に1人の男性を紹介してもらうことになった。
数週間後、その男性を交えた食事会をセッティングしてもらった。彼は私と同い年で、寡黙だが誠実そうな印象を受けた。比較的小柄ではあったが、精悍な顔立ちをしており、私には十分すぎるくらいの容姿だった。私を紹介されてしまった彼が気の毒であった。
連絡先を交換し、一度夕食に行った。正直食事の味は覚えていない。同い年でこんなにしっかりした男性と話すのは今までほとんどなかったので、彼を目の前にして私はたじたじになってしまった。数週間後にどこかに出かけようということになった。
私は彼からお誘いをいただいたことに、ただただ不思議な気持ちしかいだかなかった。なぜこんなに冴えない地味な女に声をかけてくれるのだと。知人からの紹介だったので、その厚意を無下にすまいときっと気を遣って誘ってくれているのだろう。
…どんどん彼に対する申し訳なさが募っていった。
本当は今日がデート(と言っていいのかわからないが)の日だった。結論から言うと、私は直前で都合が悪くなったと嘘をつき、約束を断ってしまった。理由は、嫌な夢を前日に見てしまったからだ。
こんな夢だ。
彼とデートに行ったら、いつの間にか身体の関係を持つ場面に移っていた。
彼は前回あった時よりも高圧的で、横柄な態度を取っているように思えた。
私が服を脱ぐと、「太っているね」と言った。まだ数回しか会っていない女に対して、なんという男であろうか。確かに太っているけれど。私はアトピーのケがあり、冬の時期になると乾燥も相まって身体中がかゆくなりあちこちがかさぶただらけになる。夢の中の彼はそこもあざとく見つけ、「肌が汚い」と私のことを罵っていた。
しかし、私と年齢も変わらないのに、私よりもはるかに上層の社会階層を生きている彼から、悪意を向けられても私はなにも言えなかった。そう言われて当然だからと。夢の中の私はひたすらに劣等感と屈辱感を噛み締めていた。
私は対等に付き合おうとした自分を恥じ、1万4千円で彼に自分の身体を売ると持ちかけた。突然援助交際の申し出をする私は頭がイカれていると思うが、自分にはその程度の価値しかない女だと降参したのだと思う。
薄いビニール袋のようなコンドームを彼の隠部につけてあげた場面を、今も生々しく覚えている。
なんという忌々しい夢だろうか!
私はなんて卑猥な女なんだ!
夢が覚めてから私は酷い自己嫌悪に陥り、彼と会うことが怖くなってしまった。もうだめだと思い、ドタキャンしてしまった。
確かに、彼と会うのは気が進まなかった。それは、彼の反応が淡々としていることとか、なにを考えてるかわからないとか、スペックが高すぎることとか、そういうことが理由じゃない。
私が自分に強いコンプレックスがあり、自分と相手の立場を比較しては彼に対して卑屈になってしまうからだ。夢の中で彼が横柄に見えたのは、私のなかの無意識を彼に投影していたのだ。
うんち
こういうのマジで今流行りのAIって奴じゃないの、と思い始めてきた
AIにしては文章がうますぎるというか、微妙に下手なところが人間くさい気もするが、今に増田もAIが生成した文章に埋め尽くされるのかもなあ