円盤が届いたので、細かい演技まで見られる。ので、初見時から気になっていたことの覚えがき。
なお、内容についていうべきことは特にない。本当によくできている。アニメ版、原作、舞台版としてそれぞれの終わり方が分かりやすく提示されているからだ。
今回は演技について。敬称略とする。
メインキャストの小泉(七海燈子)、河内(小糸侑)、磯部(佐伯佐弥香)はそれぞれ違った履歴を経てこの舞台に立った。
小泉は中高合唱部→いわゆる現代の中小劇団の舞台に出演。最近はレヴュースタァライトの活躍が目立つが、役者としての一面がつよい印象。
河内は高校演劇経験者。その後、テレビドラマに出つつ、2.5次元舞台中心に活躍。
磯部は声優。シャニマスに出ている声優なので歌も歌うし、サンドリオンというユニットで声優アイドル活動もしている。演劇経験はほぼないのではないか。
この三人、声の演技は磯部がダントツにうまく、舞台俳優としての総合力は小泉がダントツによく(何しろ彼女は声がよく通り、身長も高く、とにかく足が長い)、河内の舞台慣れした様子が面白い。
のだが、河内の演技について気になる点がある。
彼女の、高校演劇っぽい癖だ。見ているとすぐ気づくが、手元(握りこぶしや人差し指を刺して動かす)の動きは、とても目立つ。
これは小泉やその他先生やその彼女にはほぼない仕草で、男性キャストはやっていない。河内に教わったという磯部は少しその癖がうつっている。
中小劇団で求められる所作と、高校演劇で求められる所作は結構違いがある。なぜなら想定される舞台のサイズが違うからだ。(小さい劇場と体育館や講堂の違いをイメージしてもらえれば伝わるかもしれない)
高校演劇の演技というのは独特で、とにかく動きで形を出せと言われ、普通こんな動きしないのでは…という場面でも体を揺らす。
現在は便利なもので、Youtubeに上がっていたりするので、高校演劇 大会とでも検索すればすぐに見られるだろう。
つまり河内はこの癖が抜けていない。これからどのような道を歩むかは彼女自身の自由だが、なるべくこの癖は矯正した方がいい。
ところで最近の匿名はてな、何か注意事項みたいな文言が付くようになったんですね。
匿名で描き散らかすのって、めんどくさいですね。